概要

式ビルダーを使用してフリーフォーム式を作成し、入力勘定科目の履歴値や予測値を計算します。

式には次が含まれます:

  • (定数または勘定科目番号)

  • 算術演算子

  • ブール演算子(=、=、< >、#OR#)

  • 勘定科目参照および関数(期間、勘定科目値またはパーセンテージを参照するため)

式は左側から右側へ計算されます。式を最初に計算する場合は、カッコで囲みます。

数字を入力するには、数字そのものを入力します。たとえば、10の場合は、そのまま10と入力します。

計算式に勘定科目番号を入力するには、その勘定番号の先頭にvを付けて入力します。大文字と小文字は区別されません。たとえば、「V1040.00.000」と「v1040.00.000」は同じ勘定番号とみなされます。

算術演算子とブール演算子

操作 説明

+

加算

-

減算

*

乗算

/

除算

^

累乗

IF文の後に使用:  

>

より大きい

<

より小さい

>=

次以上

<=

次以下

=

等しい

< >

等しくない

#AND#

ビット演算子「and」

#OR#

ビット演算子「or」

勘定科目の期間を参照する関数

会計期間を参照するために次の関数を使用します。

  • vXXXX(argument) - 他の期間から勘定科目の値を取得します。絶対期間参照または相対期間参照を使用します。

  • 勘定科目を指定してから、ピリオドを引用符で囲むか、関数をカッコで囲むことで指定する絶対期間。例:

    意味

    v1030 ( Jan 03 )

    2003年1月度の売上高

    v1030 ( @firstpd )

    第1期の売上高

  • 順方向および逆方向の期間を使用する相対期間。順方向の期間は現在の期間の後に発生し、逆方向の期間は現在の期間の前に発生しています。

    指定されていない期間タイプは現在の期間になります。例:

    意味

    v1030( -1M )

    1期前の月次売上高

    v1030( +3M )

    将来の3期間の月次売上高

    v1030( -4Q )

    過去4期間の四半期売上高

    v1030( +2Q )

    将来の2期間の四半期売上高

    v1030( -1Y )

    過去1期間の年次売上高

    v1030( +3Y )

    過去3期間の年次売上高

    v1030( -1 )

    現在と同じタイプの期間の、1期前の売上高

    v1030(+2M)

    将来の2期間の月次売上高

相対期間参照の関数

次の関数を使用すると、期間の種類を変換できます。変換は他の演算子の前に実行されます:

表16-1 相対期間参照での固定化

関数 説明 戻り値 構文
@week 週に変換
v350.0.001 (-2(@week)) 
@month 月に変換
 -v350.0.21 (+2q(@month)) - @input 
@qrt 四半期に変換 四半期
v350.000.05(-4y(@qtr)) 
@half 6か月 半年
v350.0.001 (-3(@half)) 
@year
v350.0.18(-18m(@year))