データ・マップ・オプションの定義

データ・マップ・オプションを定義するには:

  1. 「データ・マップ」リスト・ページを表示します。
    データ・マップの表示を参照してください。
  2. 既存のデータ・マップをクリックします。
  3. 「オプション」をクリックします。

    表10-1 データ・マップ・オプション

    データ・マップ・オプション 説明

    コピーするアイテムを選択

    対応するリレーショナル・データをコピーするアイテムを選択します。次をコピーできます:

    • コメントと添付

      「照合順序」を選択した場合、次のようになります:

      • ソース・セルとターゲット・セル間に1対1のマッピングが存在する場合、コメントと添付がソース・セルからターゲット・セルにコピーされます。

      • ソース・セルとターゲット・セル間に1対1のマッピングが存在しない場合、ソース・セルのコメントと添付が結合され、対応するターゲット・セルに保存されます。

      「照合順序」を選択しない場合、次のようになります:

      • ソース・セルとターゲット・セル間に1対1のマッピングが存在する場合、コメントと添付がソース・セルからターゲット・セルにコピーされます。

      • ソース・セルとターゲット・セル間に1対1のマッピングが存在しない場合、最後のソース・セルのコメントと添付が対応するーゲット・セルにコピーされます。最後のソース・セルとは、空でないリレーショナル・データが含まれる複数のソース・セルの中の最後のソース・セルのことです。

    • サポート詳細

      • ソース・セルとターゲット・セル間に1対1のマッピングが存在する場合、サポート詳細がソース・セルからターゲット・セルにコピーされます。

      • ソース・セルとターゲット・セル間に1対1のマッピングが存在しない場合、サポート詳細はターゲット・セルにコピーされません。

    「データ・マップ・オプション」ダイアログ・ボックスでコピーするように選択したリレーショナル・データ(「コメントと添付」「サポート詳細」)は、スマート・プッシュを使用したデータの移動のみに適用されます。データの移動を参照してください。

    スマート・リスト/ピボット・ディメンション

    スマート・リスト・ディメンションまたはピボット・ディメンションを選択します。

    スマート・リスト・ディメンションの選択には密ディメンションのみが許可されています。

    ディメンションをピボットすると、グリッド上のデータの向きが変わるため、別の角度からデータを見る、つまり情報をスライス・アンド・ダイスすることができます。Enterprise Profitability and Cost Managementでは、スマート・リスト/ピボット・ディメンション・ドロップダウン・リストに表示されたディメンションのみを選択できます。Enterprise Profitability and Cost Managementでのディメンションのピボットの詳細は、Enterprise Profitability and Cost Managementの管理と作業ディメンションのピボットを参照してください。

    動的計算メンバーを除外

    動的に計算されるメンバーのデータをデータ・マップ・プロセス中に移動しない場合に選択します。

    「動的計算メンバーを除外」は、データ・マップのプッシュのみでサポートされ、スマート・プッシュではサポートされません。

    同時スマート・プッシュの許可

    データ・マップ・プロセスとスマート・プッシュ・プロセスの同時実行を許可します。「はい」をクリックして、このオプションを有効にします。

    データ・マップ・プロセスとスマート・プッシュ・プロセスの同時実行を参照してください。

    データの移動時にスマート・リスト・エントリ名の優先度を設定

    重複する別名がターゲット・キューブにある場合、データ・マップ操作またはスマート・プッシュ操作でメンバーの別名ではなく、スマート・リスト・エントリ名を使用するように要求します。

    スマート・リスト・エントリ名にはスペースや特殊文字を使用できません。関数を使用してスマート・リストが定義されている場合、かつメンバーにスペースが含まれている場合、それらのスペースはアンダースコアに変換されます。この制限により、スマート・リスト・エントリ名が使用されない場合があります。このオプションを選択すると、エントリ名に基づいてメンバーがチェックされ、エントリ名と一致するメンバーがない場合は、スマート・リスト・エントリ・ラベルを使用してメンバーがフェッチされます。

    スマート・リスト値が定義されていない交差については、スマート・プッシュ操作およびデータ・マップ操作では、スマート・リストに定義されている欠落しているラベルを使用してデータがプッシュされます。

    このオプションが有効になっていない場合、データ・プッシュ操作またはスマート・プッシュ操作によって重複する別名がターゲット・キューブで検出されると、操作は警告ありで完了し、ジョブの詳細で、重複する別名を削除するか(重複する別名はメッセージに示されている)、このデータ・マップ・オプションを選択するように求められます。

    #missing値を次の形式でインポート

    (Planningがソースであり、戦略モデリングがターゲットであるデータ・マップに対してのみ)

    • 無視 - インポートした#missing値を無視し、ターゲット・セルの既存の値を保持します。

    • 出力としてゼロを設定(デフォルト) - #missing値をインポートし、ターゲット・セルで出力値を0に設定します。
    • 数値以外 - #missing値をインポートし、ターゲット・セルで出力値をNaN (数値以外)に設定します。
    • 入力としてゼロを設定 - 入力セルを0に設定し、逆算は不要です。

    数値以外の値を次の形式でインポート

    (戦略モデリングがソースであり、Planningがターゲットであるデータ・マップに対してのみ)

    • 無視 - インポートした数値以外の値を無視し、ターゲット・セルの既存の値を保持します。
    • 出力としてゼロを設定(デフォルト) - 数値以外の値をインポートし、ターゲット・セルで出力値を0に設定します。
    • 数値以外 - 数値以外の値をインポートし、ターゲット・セルで出力値を数値以外に設定します。
    • 入力としてゼロを設定 - 入力セルを0に設定し、逆算は不要です。

    インポート中でないセルの場合(戦略モデリングのみ)

    • 入力値の保持(デフォルト) - データ・インポート時に、モデル内の既存の入力データ値を保持します
    • 出力値の保持 - データ・インポート時に、モデル内の既存の出力データ値を保持します

    スマート・プッシュの欠落した列の抑制

    このオプションを有効にすると、スマート・プッシュの実行中にソース・グリッドから欠落している列が抑制されます。

    欠落している列をスマート・プッシュに含めるには、このオプションを無効にします。