ビジネス・ルールの使用

ビジネス・ルールを使用すると、Planningアプリケーションにデータをロードする際に高度なルールを起動および管理できます。この機能により、プログラマの支援やEPM自動化などの追加ツールを必要とせずに、ルール・ロジックを呼び出すことができます。数値データのみおよびすべてのデータ型のロード方法のビジネス・ルールを実行できます。また、個々のビジネス・ルールまたはルール・セットを実行できます。ルール・セットを使用すると、複数のルールを組み合せて、同時または順次に実行できます。

ビジネス・ルールの例には次のものがあります:

  • データをロードする前にデータをクリアする
  • 計算を実行する
  • データを集約する
  • キューブの1つのスライスにデータをコピーする

アプリケーションまたは統合レベルでビジネス・ルールを登録します。アプリケーション・レベルで登録されたビジネス・ルールは、アプリケーションにデータをロードするすべての統合に対して実行できます。統合レベルでは、選択した統合に対して実行するビジネス・ルールを「オプション」タブで登録します。

ビジネス・ルールの使用を開始するには、「アプリケーション」の新しいビジネス・ルール・ページに移動し、独立または埋込みモードでビジネス・ルールを登録します。

独立モードは、データ統合ワークフローのシステム・イベントに応答して実行できるルールを登録する場合に使用します。登録には、システム・イベント、ルールまたはルール・セット名、ランタイム・パラメータおよび実行シーケンスが含まれます。

埋込みモードは、データ・ロード・プロセスの後に実行されるビジネス・ルールを登録するために使用します。このモードはデータ・ロード・プロセスの一部として組み込まれ、ロードされたデータ交差へのアクセスを提供します。このモードは、すべてのデータ型ロード方法を使用している場合にのみ使用できます。埋込みルールはイベントによってトリガーされず、ランタイム・パラメータをサポートしていません。

計算スクリプトを実行するビジネス・ルールを実行できます。計算スクリプトを使用したビジネス・ルールの設計および作成の詳細は、ビジネス・ルールの設計を参照してください。

Groovyスクリプトを実行するビジネス・ルールを実行できます。Groovyスクリプトを使用したビジネス・ルールの設計および作成の詳細は、Groovyビジネス・ルールの作成を参照してください。