BAI銀行取引明細書残高の検証に関する考慮事項

この機能を使用する際には、次の考慮事項に注意してください:

  • この機能は、基本カレンダで構成されている日次期間にのみ適用可能です。

  • この機能を有効にするには、新しいBAIフォーマットの銀行ファイル・トランザクション・アプリケーションを作成してから、新しい統合を作成します。
  • 口座が開設されたばかりで、今日が最初の日である場合、最初のロードについては銀行取引明細書検証設定を無効にし、それ以降のロードについて有効にします。

  • 銀行取引明細書検証が有効になっているときには、インポート、検証およびエクスポートについて単一のプロセスID/ロードIDが生成されるように、BAIファイル・ロードを同時にインポートおよびエクスポートする必要があります。

  • ワークベンチへのインポートとトランザクション照合へのエクスポートを同時に行う必要があります。

  • 銀行取引明細書検証エラーが発生した場合、INFOログに次のエラーが表示されることがあります:

    1. 計算された期末残高と実際の期末残高が異なる場合、ログには次のように表示されます:

      イメージは、情報ログにおける計算された期末残高と実際の期末残高の差異を示します。

    2. 残高がロードされたが、同じ通貨のものではない場合、次のエラー・メッセージが表示されます: 「No previous ending balance has been found for Account ID <Account ID and Currency Code>.」

      この場合、ログには次のように表示されます:

      イメージは、前期間の残高が使用可能でないという情報ログのエラー・メッセージを示します。

    3. 勘定科目IDについて前の期末残高がロードされていない場合、前の残高はゼロとみなされます。

      ログには次のメッセージが表示されます:

      INFO [AIF] No previous ending balance available (INR): 0.00

    4. 現在の期間の残高が使用可能でない場合、ログには次のように表示されます:

      イメージは、現在の期間の残高が使用可能でないという情報ログのエラー・メッセージを示します。

      Note:

      銀行トランザクションをロードする前に、現在の期間の銀行残高をロードしてください。
    5. 1つ以上の"02"レコードにわたって複数の現日付があるBAI銀行取引明細書をロードしようとすると、次のエラー・メッセージが返されます: 「The file filename contains more than one unique As-of-Date.In order to use statement balancing, there must be only one unique As-of-Date in the file.Please adjust the file and reload.」

      イメージは、BAIファイルに複数の現日付が存在する場合を示します

    6. 使用可能な期間の終了日と現日付が一致しない場合、ログには次のように表示されます:

      イメージは、使用可能な期間の終了日と現日付が一致しない場合を示します。

    7. 入力済通貨バケットのデフォルト通貨が変更されたが、トランザクション照合トランザクションが異なる入力済通貨で示されている場合、ログには次のように表示されます:

      イメージは、通貨が一致しない場合のログを示します。