Oracle Business Intelligence Publisherレポートのソースはデータ・モデルであり、これによりソース問合せおよび問合せで使用するパラメータが定義されます。抽出を定義する前に、ソース抽出SQLを定義する必要があります。
次の例は、GL_BALANCES表から特定の期間および元帳の取引残高を抽出するサンプル問合せを示しています。ソース内の任意の表を指定できますが、明確で使いやすいように、ここではGL残高の例を示します。
データ抽出プロセスを定義するには:
SQLツールを使用して問合せを作成します。
この例では、BI Publisherで使用する前に結果のデバッグを容易にするために、SQLツールを使用して問合せを作成します。このステップを実行するためのツールがない場合は、BI Publisherで問合せを入力できます。これは基本問合せであり、抽出プロセスの一部として期間および元帳名がOracle Enterprise Performance Management Cloudから渡されるように、追加のバインド変数が含まれています。
問合せの実行時に問合せとともに渡すバインド・パラメータ値を追加します。
Oracle ERP Cloud側で選択した抽出に、EPM Cloudから渡される1つ以上のバインド・パラメータがない場合、Oracle ERP Cloudとの統合は失敗します。
ここでは、2つのバインド・パラメータが問合せに追加されています:
次に、「Vision Services (USA)」という名前の元帳および期間「Jul-20」の場合の問合せからの出力サンプルを示します: