増分ファイル・アダプタ・オプションの定義

増分ファイル・アダプタ・オプションを指定し、ソース・データ・ファイルを前のバージョンのソース・データ・ファイルと比較して、新しいレコードや変更されたレコードを特定し、そのデータ・セットのみをロードするために使用される増分ファイル・アダプタ・パラメータを定義または変更します。

増分ファイル・アダプタ・オプションを定義するには:

  1. 「データ統合」ホーム・ページの「アクション」から、「アプリケーション」を選択します。

    アプリケーション・ページで、Oracle ERP Cloudデータ・ソース・アプリケーションの右側にあるイメージは「選択」アイコンを示します。をクリックし、「アプリケーション詳細」を選択します。

    アプリケーション詳細ページから、「オプション」タブをクリックします。

  2. 「ソース・ファイル」に、ロード対象のデータが含まれるデータ・ファイル名が表示されます。読取り専用です。
  3. 増分処理オプションから、ソース・ファイル内のデータをソートする方法を選択します。比較前に初期ソース・データ・ファイルをソートしたり、パフォーマンスを改善するために事前ソートしたファイルを提供できます。

    使用可能なオプション:

    • ソース・ファイルをソートしない - ソース・ファイルは提供されたままの状態で比較されます。このオプションでは、ソース・ファイルが毎回同じ順序で生成されることを想定しています。この場合、ファイル比較が実行された後、新しいレコードと変更されたレコードが抽出されます。このオプションを選択すると、増分ファイル・ロードの実行が高速になります。

    • ソース・ファイルをソート - 変更を調べるファイル比較が実行される前に、ソース・ファイルがソートされます。このオプションでは、ソース・ファイルが最初にソートされます。ソートされたファイルは、前にソートされたバージョンのこのファイルと比較されます。大きいファイルをソートすると、多くのシステム・リソースが消費され、実行速度が遅くなります。

      Note:

      ソートしないオプションを使用する統合があったが、後で「ソース・ファイルのソート」オプションに切り替えた場合、ファイルの順序が異なるために、最初のロードの結果が無効になります。それ以降の実行では、データが正常にロードされます。

  4. 最後のプロセスIDに、元のソース・データ・ファイルの最後の実行IDが表示されます。

    ロードが元のデータ・ファイルに対する最初の実行である場合、最後のプロセスID0の値が表示されます。

    ロードが再度実行されると、最後のプロセスIDに最後のロードの実行番号が表示されます。

    新しく作成されたファイル比較バージョンおよび元のデータ・ファイルに差異がない場合、またはファイルが見つからない場合、最後のプロセスIDの値が、正常に実行された最後のロードIDに割り当てられます。

    すべてのデータをリロードするには、最後のプロセスID0に戻し、新しいソース・ファイルを選択してベースラインをリセットします。

  5. 「保存」をクリックします。

Note:

統合の実行ページの「フィルタ」タブで「ソース・ファイル」、増分処理オプションおよび最後のプロセスIDのオプションを選択することもできます。