オブジェクト・ストレージからコピー・ジョブ・タイプの使用

オブジェクト・ストレージからinboxにファイルをコピーできます。これらのファイルを統合ジョブの入力データ・ソースにすることができます。オブジェクト・ストレージは、完全にプログラム可能でスケーラブルな耐久性に優れたクラウド・ストレージ・サービスです。

Note:

オブジェクト・ストレージからファイルをコピーする前に、次の点に注意してください:

  • オブジェクト・ストレージを使用するには、「その他のWebサービス・プロバイダ」接続タイプが必要です。接続するWebサービスへのアクセス権があることを確認する必要があります。場合によってはWebサービスのURLおよびログイン詳細も必要です。詳細は、Planningの管理外部Webサービスへの接続を参照してください。

    Note:

    「その他のWebサービス・プロバイダ」接続タイプのユーザー・パスワードとして使用する認証トークンを生成する必要があります。認証トークンの作成の詳細は、認証トークンを作成するにはを参照してください。

  • オブジェクト・ストレージからコピー・ジョブ・タイプでは、オブジェクト・ストレージからコピーするファイルに関連付けられた「ネームスペース」名と「バケット」情報を指定する必要があります。
Oracle Storageの詳細は、Oracle Storage。を参照してください

オブジェクト・ストレージ・ルールからコピー・ジョブ・タイプのパラメータには、次のものが含まれます:

Table 12-5 オブジェクト・ストレージからコピー・ジョブ・タイプのパラメータ

オブジェクト・ストレージからコピー・ジョブ・タイプのパラメータ 説明
オブジェクト・ストア接続

オブジェクト・ストレージ接続の名前を指定します。

ネームスペース

すべてのバケットおよびオブジェクトの最上位コンテナとして機能する名前を指定します。

アカウントの作成時に、システムによって生成された変更不可の一意のネームスペース名がそれぞれのテナントに1つずつ割り当てられます。リージョン内のすべてのコンパートメントがネームスペースの対象となります。バケット名は自分で管理しますが、それらのバケット名はネームスペース内で一意である必要があります。ネームスペースはリージョン固有ですが、ネームスペース名自体はすべてのリージョンで同じです。

バケット

ネームスペース内のコンパートメントにオブジェクトを格納するためのコンテナであるバケットの名前を指定します。

バケットは、単一のコンパートメントに関連付けられます。コンパートメントには、バケットおよびバケット内のすべてのオブジェクトに対してユーザーが実行できるアクションを示すポリシーが含まれていることがあります。オブジェクト・ストレージ・サービスを使用するには、最初にバケットを作成してから、データ・ファイルの追加を開始します。

Note:

最上位レベル・バケットのサブディレクトリは、現時点ではサポートされていません。
ファイル名

オブジェクト・ストレージからコピーするソース・ファイル名を指定します。

ワイルド・カード文字* (アスタリスク)を使用して、複数のファイルをコピーできます。たとえば、GLDataで始まるすべてのファイルをコピーするには、ファイル名GLData*を指定します。

ターゲット・ディレクトリ

ファイルのコピー先のターゲット・ディレクトリを指定します。ターゲット・ディレクトリには、inbox、openbatch、openbatchmlおよびepminboxを指定できます

サブディレクトリ

オプション: ファイルのコピー先のターゲット・ディレクトリの下のサブディレクトリを指定します。

サブディレクトリ文字列名の文字数の上限は2,000文字です。

オブジェクト・ストレージからコピー・ジョブ・タイプのジョブ・パラメータのサンプルを次に示します:

イメージはオブジェクト・ストレージからコピー・ジョブ・タイプを示します。