サービス管理者は、管理者以外が、プロセス所有権を持つプロキシ管理者ユーザー資格証明を使用して、個々のパイプライン・ジョブ・タイプを実行できるようにできます。オプションとして、「ロケーションのセキュリティ」で割り当てられるロケーションによって、管理者以外がデータ統合ホーム・ページで参照できるパイプラインを管理できます。
ジョブを実行しているユーザーが管理者以外で、プロキシ管理者ユーザー資格証明が指定されていない場合、すべてのジョブが管理者以外のユーザーとして実行されます。この場合、サービス管理者による実行を必要としないジョブのみが、パイプラインのジョブ実行に含まれます(統合ジョブなど)。ジョブがサービス管理者による実行を必要としている場合、プロキシ管理者ユーザー資格証明のない管理者以外がそのジョブを実行しようとすると、パイプライン・プロセスは失敗します。
ロケーションのセキュリティは、サービス管理者がパイプラインへのアクセスを保護できる追加のフレームワークです。ロケーションのセキュリティが有効な場合、データ統合は管理者以外が割り当てられているロケーションでユーザー・グループを評価し、次の表示アクセスを決定します:
ロケーションのセキュリティが有効な場合、管理者以外はパイプライン・ジョブを読取り専用モードで表示したり(パイプラインの編集または作成はできません)、「ロケーションのセキュリティ」で割り当てられたロケーション別のユーザー・グループにのみ基づいて、パイプラインの個々のジョブを実行できます。(サービス管理者は、パイプラインのどのジョブ・タイプでも作成、編集および実行できます。)
ロケーションのセキュリティの詳細は、『Oracle Enterprise Performance Management Cloudデータ管理の管理』のロケーションのセキュリティの定義を参照してください。
プロキシ・サーバー・ユーザー資格証明を作成するには:
データ統合ページの「アクション」メニューから、「システム設定」を選択します。
システム設定ページの非管理に対してパイプライン実行を可能にするで、「はい」を選択します。
この設定を使用すると、管理者以外のユーザーはデータ統合ホーム・ページでパイプラインを表示できます
「保存」をクリックします。
データ統合ホーム・ページから、(「作成」)をクリックし、「パイプライン」を選択します。
パイプラインの作成ページから、次のように実行します:
パイプライン・コード—パイプラインのユーザー割当コードを指定します。
コードには30文字までの英数字を使用でき、最小文字数は3文字、最大文字数は30文字です。パイプラインが作成された後はこのコードを更新できません。REST APIを使用してパイプラインを実行するには、パイプライン・コードを使用します。
最大パラレル・ジョブ数—ジョブがパラレル・モードで実行される場合、パラレル・モードで実行するジョブの最大数を指定します。
ジョブがパラレル・モードで実行される場合は、実行時に、ジョブが(順次ではなく)同時にまとめて実行されます。パラレル・モードで実行するジョブの数を1から25までの間で入力できます。
「ロケーション」で、新規ロケーションを指定するか、パイプラインに関連付けるロケーションを選択します。
Note:
パイプライン用に選択するロケーションの名前は、統合用に選択されているロケーションの名前と同じにはできません。「プロキシ・ユーザー」に、サービス管理者役割を持つユーザー名を入力します。
ユーザー名が現在のユーザー名と異なる場合、ユーザーはパスワードを入力するよう求められます。
Oracle Enterprise Performance Management Cloudでの役割の定義方法の詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Cloudのアクセス制御の管理のアクセス制御の概要を参照してください。
「プロキシ・ユーザー」の名前がサービス管理者の名前と同じである場合、パスワードは求められません。
「プロキシ・パスワード」に、プロキシ・ユーザーのパスワードを入力します。
「保存して続行」をクリックします。