統合を実行して、ソース・システムからデータを抽出し、結果を表示して検証します。データが正しく変換された場合は、データをターゲット・システムにプッシュできます。
統合の実行ページは、「オプション」と「フィルタ」の2つのタブで構成されています。
「オプション」タブでは、変換ステージにおける選択した統合に関する全般オプションとターゲット・オプションを選択できます。このページの期間選択は、ターゲット・システムに依存します。
「フィルタ」タブでは、統合定義を毎回変更するのではなく、実行時にフィルタをすばやく追加または変更し、それらを実行できます。フィルタは、データ・ソースからデータを問い合せるために使用します。フィルタに対する変更は保存されず、その実行のみに使用されます。
統合の実行の詳細は、次のチュートリアルを視聴してください: Enterprise Planning Cloudでのファイルベース・データ統合オプションおよび統合の実行の設定。
統合を実行するには:
このオプションは次の場合にのみ選択します:
ソースからデータを初めてインポートした後では、ソース・システムのデータは変更されない場合がほとんどです。このとき、データが変更されなかった場合は、データをインポートし続ける必要はありません。
使用可能なインポート・モード:
追加 - POVの既存の行は変更されず、新しい行がPOVに追加されます。たとえば、最初のロードに100行、次のロードに50行が含まれるとします。この場合、50行が追加されます。このロードの後で、POVの行の合計は150です。
置換 - ターゲットのすべてのPOVデータをクリアしてから、ソースまたはファイルからロードします。たとえば、最初のロードに100行、次のロードに70行が含まれるとします。この場合、100行が削除され、70行がTDATASSEGにロードされます。このロードの後、行の総数は70です。
Planningアプリケーションの場合、置換でロードする年、期間、シナリオ、バージョンおよびエンティティのデータをクリアし、ソースまたはファイルからデータをロードします。Planningアプリケーションに1年分のデータがある場合に1か月分のみをロードするとき、このオプションを使用すると、1年分すべてがクリアされてからロードが実行されることに注意してください。
注:
ASOキューブに対して置換モードで統合を実行する際に、シナリオ・メンバーが共有メンバーである場合、数値データ・ロードのみが実行されます。階層が完全に含まれた完全修飾名でメンバー名を指定してください。シナリオ・メンバーが共有メンバーである場合、すべてのデータ型のロード方法は機能しません。注:
置換モードは、ロード方法「ライン・アイテムの自動増分を含むすべてのデータ型」ではサポートされていません。マージ - (Account Reconciliationのみ)。変更された残高を同じロケーションの既存のデータとマージします。
マージ・モードにより、データがAccount Reconciliationに最後にロードされたとき以降に変更された残高が少数である場合に、データ・ファイル全体をロードする必要がなくなります。2つのロード間でマッピングが変更された場合、お客様は完全なデータ・セットをリロードする必要があります。
たとえば、あるお客様では、1つの番号の勘定科目IDに対して100行の既存の残高があり、それぞれの金額は$100.00です。このお客様がマージ・モードで統合を実行し、ソースには1つの勘定科目IDに対する金額が$80の1行がある場合、統合の実行後は、100行の残高があり、そのうちの99それぞれの残高は$100.00、1つの残高は$80.00です。
インポートしない - データのインポートを全部スキップします。
マップして検証 - データのインポートをスキップし、更新されたマッピングを使用してデータを再処理します。
この期間名は、期間マッピングに定義されている必要があります。
注:
単一会計年度に属する開始期間と終了期間を使用します。期間範囲が会計年度をまたがる場合は、次の問題が発生します:
前述の内容は、標準モードおよびクイック・モードを含むすべてのデータ・ロード・モードに適用されます。
この期間名は、期間マッピングに定義されている必要があります。
ホーム・ページでPOV期間が選択されている場合は、選択された期間がここでデフォルト設定されます。POV期間が選択されていない場合は、ブラウザのキャッシュに基づき、最後に使用された期間にデフォルト設定されます。
別の期間の横にロック解除アイコン()が表示されている場合、その期間を選択できます。
データ管理のシステム設定でグローバルPOVモードが有効になっている場合、その期間はグローバルPOV期間にデフォルト設定され、お客様は別の期間を選択できません。この場合、「期間」ドロップダウンの横にロック・アイコン()が表示されます。
使用可能なオプション:
マージ - 既存の日付をロード・ファイルからの新しいデータで上書きします。(デフォルトでは、すべてのデータ・ロードが「マージ」モードで処理されます。)データが存在しない場合は、新しいデータを作成します。
置換 - ターゲットのすべてのPOVデータをクリアしてから、ソースまたはファイルからロードします。たとえば、最初のロードに100行、次のロードに70行が含まれるとします。この場合、100行が削除され、70行がステージング表にロードされます。このロードの後、行の総数は70です。
Planningアプリケーションの場合、置換でロードする年、期間、シナリオ、バージョンおよびエンティティのデータをクリアし、ソースまたはファイルからデータをロードします。Planningアプリケーションに1年分のデータがある場合に1か月分のみをロードするとき、このオプションを使用すると、1年分すべてがクリアされてからロードが実行されることに注意してください。
累計 - アプリケーション内のデータをロード・ファイル内のデータで累計します。データ・ファイルの一意の視点ごとに、ロード・ファイルの値がアプリケーションの値に加算されます。
減算 - ソースまたはファイルの値を、ターゲット・アプリケーションの値から引きます。たとえば、ターゲットに300があり、ソースに100がある場合、結果は200になります。
ドライ・ラン - (Financial Consolidation and CloseおよびTax Reportingのみ)ターゲット・アプリケーションにデータをロードせずに、データ・ロード・ファイルで無効なレコードをスキャンします。データ・ロード・ファイルが検証され、無効なレコードがログにリストされます(ログには100個以下のエラーがリストされます)。エラーごとに、エラーのある各レコードが対応するエラー・メッセージとともにログに示されます。ログの詳細は、「プロセスの詳細」で入手できます。
注:
「ドライ・ラン」では「管理ユーザーに対してデータ・セキュリティを使用可能にする」ターゲット・オプションは無視され、管理者ユーザーに対して常にREST APIが使用されます。エクスポートしない - データのエクスポートを全部スキップします。
確認 - データをターゲット・システムにエクスポートした後、現在のPOVの確認レポートを表示します。確認レポート・データが現在のPOVに対して存在しない場合は、空白のページが表示されます。
フィルタは、データ・ソースからデータを問い合せるために使用します。統合の実行ページで指定したフィルタは保存されず、その実行のみに使用されます。
全般ページで統合を作成したときにファイルが選択されている場合は、選択されたファイル・プロファイルがこのフィールドに表示され、実行時に別のファイル・プロファイルを使用して別のファイルをアップロードすることはできません。