ITプランニングのためのPlanningモジュールの構成

包括的で堅牢なIT財務管理プロセスを実装することにより、企業のITサービス・ポートフォリオ、ベンダーとの関係、リソース割当てが企業のコスト構造全体にどのように影響するかに関するインサイトを得られます。ITプロジェクトを管理するための事前定義済のフォーム、ダッシュボード、勘定科目およびドライバを変更することで、プロジェクトをカスタマイズし、 IT型プロジェクトのプランニングを最適化できます。

さらに、カスタマイズされたナビゲーション・フローを設計することで、ユーザーがITプロジェクトのプランニングおよび分析、成果の計測ならびに支出のモニターを実行できる完全なシステムを作成できます。ニーズに合せて、カスタム・ナビゲーション・フローでカードを作成できます:

  • IT、業務および財務部門間で連携し、プロジェクト・プランを構築できるコラボレーションおよびプランニング
  • 最大利得を目指した、予算制約内のリソースの評価および最適化
  • 測定可能ターゲット、プロジェクトの理由、およびプロジェクトに投資の価値があるかどうかの決定に役立つその他の財務ベネフィットの管理
  • プロジェクトの承認後の進行状況およびパフォーマンスのモニター

ビデオ

目的 視聴するビデオ

ITプランニングのためのPlanningモジュールの構成について学習します。

videocloud png Oracle IT Financial Management Cloudを使用したITプロジェクトのプランニング

次にカスタマイズされたナビゲーション・フローを示します:


ITプロジェクト用のサンプル・ナビゲーション・フロー

各カードおよびそのカスタム・ダッシュボードおよびフォームを見てみましょう。

IT支出

IT支出タブでは、新規および既存のITプロジェクトの費用をモニターできます。

IT支出ダッシュボードでは、カテゴリおよびトレンド別のIT支出など、概要レベルの費用をモニターできます。トップダウンのIT支出ターゲットを確認し、信頼できるIT支出予測を設計できます。


ITプロジェクト用のサンプル概要ダッシュボード

「費用」および「損益計算書」タブで費用および損益計算書に関連する追加詳細をモニターします。

ITプロジェクト用のサンプル損益計算書

「ドライバおよびトレンド・ベース」タブ「ドライバおよびトレンド・ベース」アイコンで、費用は、ドライバ・ベースまたはトレンド・ベースの仮定を使用して計算されます。

たとえば、サーバー・マシンの取得は、ITサーバー・マシンの数およびマシン当たりのメンテナンス・コストのドライバが必要です。

ITプロジェクト用のドライバおよびトレンド・ベースのプランニングのサンプル

ドライバ・トレンドを管理すると、コスト削減の機会を識別できます。

「直接入力」タブ「直接入力」タブで、他の支出をプランニングできます。

サンプルのITプロジェクトの「直接入力」フォーム

「損益計算書」タブで財務パフォーマンスを確認できます。

サンプルのITプロジェクトの損益計算書.

分析

「分析」では、進行状況およびパフォーマンスをモニターし、財務および非財務ベネフィットを確認できるため、特定のITプロジェクトに対して投資の価値があるかどうかを判断できます

「分析」ダッシュボードには、プロジェクトのモニターに使用されるチャートのサマリーが含まれます。

サンプルのITプロジェクトの「分析」ダッシュボード

ITプロジェクト・サマリー

ITプロジェクト・サマリーでは、ITプロジェクトおよび関連労務費をモニターできます。

サンプル・プロジェクトのITプロジェクト・サマリー

このセクションでは、リソース割当てを管理およびプランニングできます。

「労務」フォームのサンプルITプロジェクトの標準レート

プロジェクトのコストおよびベネフィット

プロジェクトのコストおよびベネフィットにより、仮定、直接費、プロジェクト費用合計ならびに請求レートおよびコストをモニターできます。

サンプルのITプロジェクトのコストおよびベネフィット・ダッシュボード

このセクションでは、プロジェクトに関連する他のコストを識別し、ITプロヘクトへの投資の正当化に役立つ財務および非財務ベネフィットを判断できます。

サンプルのITプロジェクトの財務ベネフィット・フォーム サンプルのITプロジェクトの非財務ベネフィット・フォーム

カスタム・ナビゲーション・フローの詳細は、Planningの管理カスタム・ナビゲーション・フローの設計を参照してください。