EPM Planningプロジェクトとプロジェクト管理の統合について

EPM Planningプロジェクト・モジュール(プロジェクト)とOracle Fusion Cloud Project Management (プロジェクト管理)を統合して、組織のプランニングおよび予算作成を行い、プロジェクトを実行できます。EPM Planningプロジェクトを使用して戦略的企業プランおよび予算を開発し、プロジェクト管理を使用して承認済プロジェクトの実行およびコストの収集を行います。実績コストは、EPM Planningプロジェクトを使用して、予算分析、予測および再プランニングに含められます。

この相互的な統合を利用して、通常はEPM Planningプロジェクトで新規プロジェクトを開発し、プロジェクト予算を作成して、プロジェクト・プランニング全体を実行します。続いて、プロジェクト管理を使用して実績を取得します。実績をEPM Planningプロジェクトに取り込んで、予算の差異分析を行います。

この統合により、同期の頻度に応じてEPM Planningプロジェクトとプロジェクト管理の両方に同じ間接および資本プロジェクトが表示されるようになります。次の機能があります:

  • EPM Planningプロジェクトで作成したプロジェクトおよび予算をプロジェクト管理に転送します。リソース・クラス・レベルのベースライン予算として、プロジェクト管理で戦略的予算が作成されます。

  • 予算承認検証を使用して、プロジェクト・マネージャが作成した詳細予算と、EPM Planningプロジェクトで作成された戦略的予算を比較検証します(オプション)。

  • プロジェクト管理からEPM Planningプロジェクトにリソース・クラス・レベルで実績コスト金額を転送します。

  • EPM Planningプロジェクトからプロジェクト管理に、再プランニングされた予算をリソース・クラス・レベルで転送します。

データ管理およびデータ統合は、EPM Planningプロジェクトとプロジェクト管理の間のデータ統合を推進します。データ管理およびデータ統合で提供される即時利用可能なソリューションによって、EPM Planningプロジェクトのお客様はプロジェクト管理データ・モデルからターゲット・ディメンションへの事前定義されたマッピングを適用できます。また、他のマッピングを必要に応じてビジネス要件に合うように適用するなどして、これらの統合をカスタマイズおよび拡張することもできます。

さらに、EPM Planningプロジェクトは、ワンクリック自動化を提供し、統合を簡素化する次の3つのジョブ・タイプを管理者に提供します: 「プロジェクトと予算のエクスポート」「プロジェクト実績のインポート」および「プロジェクトと予算のインポート」

このガイドの他に、EPM Planningプロジェクトとプロジェクト管理の統合に必要な設定について説明したホワイト・ペーパーを参照できます。統合されたプランニングおよび予算作成の実行とプロジェクトの分析のホワイト・ペーパー(文書ID 2739200.1)を参照してください(Oracleサポートへのアクセスが必要です)。