カスタム・コンポーネントで独自の要員計算を定義すると、非常に柔軟に条件ロジックを適用して、追加所得、福利厚生または税金の計算に値ドライバを指定できます。
たとえば、カレンダ年の最初の6か月に開始する新規採用には適用されるが、採用の初年におけるカレンダ年の最後の6か月に開始する新規採用には適用されないボーナス計算を作成できます。「均等金額」や「給与の割合」など、事前定義されたもの以外の値ドライバを選択することもできます。たとえば、コミッションなどの追加所得を、収益などの作成したカスタム・メンバーに基づかせることができます。値タイプ・ドライバとしてメンバーを指定するには、カスタム・コンポーネントのメンバー式にそれを含めます。
カスタム・コンポーネントのロジックをカスタマイズするには:
- 福利厚生と税金ウィザードの「詳細」ページで既存のコンポーネントを編集し、「コンポーネント・タイプ」で「カスタム」を選択します。
- コンポーネントの設定を続けます(カスタム・ロジックで使用するレートをオプションで入力します)。
メンバー式に任意のしきい値を含めます。
- 「プロパティ」ディメンションのOWP_Custom Expenseメンバーに対してメンバー式を作成します。
- ホームページで「アプリケーション」、「概要」、「ディメンション」の順に選択します。
- 「キューブ」の右側の下矢印をクリックし、OEP_WFPを選択します。
- 「プロパティ」をクリックし、「メンバー名」列ヘッダーを右クリックして、「デフォルト・モード」をクリアします。
- OWP_Custom Expenseメンバーを選択し、OEP_WFP Formula列まで右にスクロールして、交差セルをクリックします。
- グリッドの左上で、「メンバー式」アイコンをクリックします。
- メンバー式を入力します。
ノート:
- カスタム計算ロジックを作成する前に、最初に事前定義済計算の使用を詳細に調査することをお薦めします。
- アプリケーションを本番環境に移行する前に、カスタム式のパフォーマンスを評価してください。
- 複数のカスタム・コンポーネントを作成して使用するには、各コンポーネントのカスタム・ロジックを受け入れるようにOWP_Custom Expenseメンバー式を変更します。たとえば、各カスタム・コンポーネント・タイプに対してネストされたIF条件を使用します。
ヒント:
計算ロジックのカスタマイズの詳細といくつかのサンプル式については、次のトピックを参照してください。