トレンドについて

トレンドに基づく計画と予測を可能にする、トレンド・ベースの仮定を入力できます。財務には、次のトレンドが含まれています:

注:

13期間アプリケーションでは、は、カレンダ月ではなく、13期間カレンダを使用して定義された期間を表します。
  • 今年の実績平均 - 「プランニングと予測の準備」で指定した「現在の会計年度」の勘定科目の平均が計算されます。
  • 今月の実績 - 「プランニングと予測の準備」で指定した「現在の会計年度」で「現在の期間」として指定した月または週の勘定科目の値が取得されます。

  • 予測を今年の計画に保持 - 予測シナリオの場合のみ、勘定科目の年次累計消費量と現在の年の計画とが比較され、残りが予測の残りの月の間で均等に分散されます。たとえば、出張YTD実績が260,000で、年全体の計画が500,000、現在の月が6月の場合、残りの240,000がその年の残りの6か月(7月から12月まで)で均等に分散されます。つまり、240000 / 6 = 40000となります。40000が7月から12月までの月に均等に分散されます。このトレンドによって、常に予測を計画と一致させることができます。YTDの支出が計画を超える場合、残りの期間の予測は負の数ではなくゼロに設定されます。

  • 前年の実績平均 - 「プランニングと予測の準備」で指定した「現在の会計年度」の前年の勘定科目の平均が計算されます。たとえば、「現在の会計年度」がFY17の場合、その前年はFY16です。

  • 季節性のある前年の実績 - 該当する月の勘定科目の値は、前年の同月の値を使用して取得されます。

  • 予測平均 - 計画シナリオの場合のみ、前年からの予測の平均が取得されます。たとえば、計画シナリオのFY18に対してこのトレンドを選択すると、予測シナリオのFY17からの勘定科目の平均が計算されます。

  • 季節性のある予測 - 計画シナリオの場合のみ、前年の予測から月次の値が取得されます。たとえば、計画シナリオのFY18でこのトレンドを選択すると、予測シナリオのFY17からの勘定科目の月次の値が計算されます。

  • 前年同期比の増加/減少 - 前年の値からの増加または減少率が適用されます。

  • トレンドなし - トレンドが削除され、以前に設定されたトレンドに基づくデータがクリアされます。

  • 月次成長 - 現在の年および前年を成長計算のベースとして使用して、勘定科目の前年同期比の変動が計算されます。

  • 前月実行レート - 前期間の値が取得されます。たとえば、現在の月が6月のFY16であり、予測の第1期間が7月の場合、このトレンドでは6月の値が取得され、それが7月に適用されます。7月の値に調整が行われると、調整された7月の値が8月に使用されます。

チュートリアル

チュートリアルには、トピックの学習に役立つ一連のビデオやドキュメントを使用した手順が用意されています。

表4-5 財務について学習するためのチュートリアル

目的 方法の学習
財務でトレンド・ベースのプランニングを実行する方法について学習します。トレンド・ベースの仮定を入力し、トレンドに基づいてプランニングおよび予測する方法について確認します。

チュートリアル・アイコン 財務のトレンド・ベースのプランニング