ダッシュボード2.0のレーダー・チャート・タイプについて

レーダー・チャートは、1つ以上の系列の値を複数の定量的変数についてプロットするように設計された2次元チャート・タイプです。レーダー・チャートは、データの変数のうち、結果がそれ以外と比較して優れているものを確認する場合に最適です。したがって、主にパフォーマンス分析に使用されます。

ダッシュボード2.0では、棒、折れ線、面、散布およびバブル・レーダー・タイプを選択できます。

ダッシュボード2.0の例 - レーダー棒チャート・タイプ


ダッシュボード2.0のレーダー棒チャート・タイプの例

ダッシュボード2.0の例 - レーダー折れ線チャート・タイプ


ダッシュボード2.0のレーダー折れ線チャート・タイプの例

ダッシュボード・デザイナは、次に示すレーダー・チャート・タイプのプロパティを設定できます:

表13-12 レーダー・チャート・タイプのプロパティ

設定 説明

値のスケール

大きい数字で特に便利なのは、値の表示方法を指定できることです。たとえば、値が1,689,000の場合に、スケーリング・オプションとして「K - 千」を選択すると、チャートにはこの値が1,689Kと表示されます。

スケーリングのオプションは次のとおりです。

  • なし: スケーリングを適用しません。

  • 自動: 範囲に応じて値が表示されます。たとえば、1,500は「1.5K」、1,689,000は「1.69M」、42,314,531,211は「42.31B」、1,234,567,891,234は「1.23T」としてそれぞれ表示されます。

  • K - 千: 値が千単位で表示されます。たとえば、1,689,000は「1689K」と表示されます。

  • M - 百万: 値が百万単位で表示されます。たとえば、123,456,789は「123M」と表示されます。

  • B - 十億: 値が十億単位で表示されます。たとえば、12,345,678,912は「12B」と表示されます。

  • T - 兆: 値が兆単位で表示されます。たとえば、1,234,567,891,234,567は「1,234T」と表示されます。

タイプ

次のオプションから選択します。

  • 折れ線

  • 散布

  • バブル

凡例の位置

「左」「右」「上」「下」または「なし」を選択します。

グリッド線

「非表示」または「表示」を選択します。

対数目盛

特に、値の範囲が広い(一般に、データの最大数が最小数の数百倍、あるいは数千倍の大きさになる)数値データを表示する場合は、対数目盛によって、これらの値がよりコンパクトで読みやすい形で表示されると便利です。レーダー・チャートで対数目盛を使用するかどうかを選択します。

「デフォルト」を選択するか、チャート内のデータをクリックし、そのデータのカスタム色を選択します。