ダッシュボード2.0のタイル・チャート・タイプについて

タイルは、キューブから特定の値を選択して表示できるチャート・タイプです。フォームをデータ・ソースとして使用する以外に、タイルに値を提供するセル交差を直接入力することもできます。デフォルトでは、最初はコンポーネントに6個のタイルが表示されますが、コンポーネントには最大10個のタイルを表示できます。タイルをデータに関連付けるまで、サンプル・データが表示されます。

フォームをタイルのデータ・ソースとして使用する場合:

  • コンポーネントごとに最大10個のタイルを含めることができます(デフォルトでは6個)。
  • フォームの最初の列の値(10行目まで)が、タイルの作成に使用されます。
  • デフォルトでは、フォームの行タイトルはタイルのタイトルで、最初の列から、続いて行によってその値を取得します。
  • タイルのコンポーネント・タイトル、タイルの高さのパーセンテージ、凡例ラベルを設定でき、含めるフォームの軸を選択できます。たとえば、3つの行があるフォームを選択すると、タイルに3つの値が表示されます。

Note:

場合によっては、フォーム内で、グリッドとして表示されたときに最初の列が縮小される(非表示になる)ことがあります。ただし、タイルがフォームからその値を取得する際には、縮小された列も考慮されます。フォーム定義を更新し、タイルに表示するセルのみを含むフォームをデータ・ソースとして使用することをお薦めします。

タイルのデータ・ソースとしてセル交差を使用する場合は、1つのオブジェクトにつきタイルを1つのみ含めることができます。

次の表は、タイル・チャート・タイプに設定できるオプションを示しています。値の表示は、タイルの水平方向で左、中央、右に設定することができます。また、複数通貨アプリケーションでは、通貨記号または通貨コードがタイルに表示されることにも注意してください。

Table 13-14 タイル・チャート・タイプのプロパティ

設定 説明

値のスケール

大きい数字で特に便利なのは、値の表示方法を指定できることです。たとえば、値が1,689,000の場合に、スケーリング・オプションとして「K - 千」を選択すると、チャートにはこの値が1,689Kと表示されます。

スケール・オプション:

  • なし: スケーリングを適用しません。

  • 自動: 範囲に応じて値が表示されます。たとえば、1,500は「1.5K」、1,689,000は「1.69M」、42,314,531,211は「42.31B」、1,234,567,891,234は「1.23T」としてそれぞれ表示されます。

  • K - 千: 値が千単位で表示されます。たとえば、1,689,000は「1689K」と表示されます。

  • M - 百万: 値が百万単位で表示されます。たとえば、123,456,789は「123M」と表示されます。

  • B - 十億: 値が十億単位で表示されます。たとえば、12,345,678,912は「12B」と表示されます。

  • T - 兆: 値が兆単位で表示されます。たとえば、1,234,567,891,234,567は「1,234T」と表示されます。

テキストの配置

テキストの配置オプション:

  • 中央
カウント

コンポーネントに表示されるタイルの数(最大10個)

表示

凡例表示オプション:

  • 行と列のディメンション
  • 行のディメンション
  • 列のディメンション
  • なし
位置

凡例配置オプション:

凡例のフォント・サイズ 凡例のフォント・サイズを大きくしたり、小さくします。
値のフォント・サイズ 値のフォント・サイズを大きくしたり、小さくします。

Note:

ダッシュボード2.0では、セル詳細はサポートされていません。かわりに、セル詳細のより高度なバージョンであるクイック分析をデータ・ソースとして使用することをお薦めします。セル詳細を使用するコンポーネントを含むダッシュボードをダッシュボード2.0に変換する場合は、セル詳細をデータ・ソースとして使用するコンポーネントを削除し、クイック分析をデータ・ソースとして使用するコンポーネントを再作成します。