Abs

Absは、数値、行、列、またはセルの絶対値を戻す算術関数です。数値の絶対値は、符号に関係なく数値そのものです。正数は変更されませんが、負数は正数に変化します。関数の構文:

Abs (argument)

ここで、argumentは、次のいずれかです:

表B-6 Abs関数の引数

引数 説明

数値

数値。たとえば、Abs (- 20)は、値20を戻します。数値には、小数および負数も使用できます。

行、列またはセルの参照

グリッド内の行、列またはセルへのポインタ。参照の指定にはいくつかの方法があります。参照構文: GridName.GridElement[segment(range)].Property

関数

埋込み関数

例:

  • 次の式は、引数に数値を取り、30という値を戻します。

    Abs ( -30 )
  • 次の例は、行1の値の絶対値を戻します。

    Abs(row[1])
  • 次の例は、列Eの合計の絶対値を戻します。

    Abs( column[E].sum )
  • 次の例は、フォームGrid1のデザイン・セグメント3の展開された行1から3を示します:

    Abs( Grid1.row[3(1:3)])