Average

Averageは、数値、行、列またはセルの集合の平均を戻す算術関数です。Averageでは、平均を求めるときに#MISSINGおよび#ERRORのセルは除外されます。

注:

欠落している値は、その値が抑制されるかどうかにかかわらず計算には含まれません。

関数の構文:

Average(arguments) or Avg(arguments)

ここで、argumentsは、次の1つ以上の引数を取ります:

表B-7 Average関数の引数

引数 説明

数値

数値。たとえば、Average (10, 20, 30)は、値20を戻します。数値には、小数および負数も使用できます。

行、列またはセルの参照

グリッド内の行、列またはセルへのポインタ。参照の指定にはいくつかの方法があります。参照構文: GridName.GridElement[segment(range)].Property

たとえば、Avg(Grid1.row[4(3:5)])は、フォームgrid1、行4、3から5までの範囲の平均値を戻します。

関数

埋込み関数

例:

  • 次の式は、20という値を戻します。

    Avg( 10, 30, 20)
  • 次の例は、3つの集約行に含まれるすべての数値の平均を戻します。

    Average( row[1], row[6], row[8] )
  • 次の例では、3つの集約列E、G、Iの平均値を求めます。まず、各列の平均値を求め、その3つの値を平均します。

    Avg(column[E].avg, column[G].avg,column[I].avg)
  • 次の例は、集約行3の平均値を求め、その値を100で割ります:

    Avg(row[3])/100