承認ユニットの所有者と確認者の割当て

承認ユニットの所有者は、承認ユニットの親から継承されます。承認ユニットの確認者も継承されます。また、承認ユニットの所有者と確認者を明示的に指定して、承認ユニットが継承する以外の所有者と確認者を割り当てることもできます。

承認ユニットの確認者と所有者を割り当てるには:

  1. 次のいずれかの操作を実行します。
    • 「プライマリ・メンバーの選択」タブまたは「プライマリおよびサブ階層の選択」タブから、「次」をクリックするか、「所有者の割当」タブを選択して承認ユニット階層の定義を続行します。

    • 「ナビゲータ」アイコン「ナビゲータ」アイコンをクリックし、「ワークフロー」で、「承認ユニット」をクリックします。承認ユニット階層を選択し、「編集」アイコンをクリックした後、「所有者の割当て」タブを選択して、承認ユニット所有者を指定します。

  2. 承認ユニットを選択し、「所有者」で、「所有者の選択」アイコンをクリックして所有者を選択します。

    1つの承認ユニットに割り当てることができる所有者は1人のみです。ユーザーまたはグループのいずれかが所有者になることができます。「ユーザー」タブを選択し、個別のユーザーを所有者として割り当てます。「グループ」タブを選択し、グループを所有者として割り当てます。グループ・ベースの承認についてを参照してください。

  3. 「確認者」で、「確認者の選択」アイコンをクリックし、承認ユニット確認者を選択します。

    確認者には、個々のユーザー、単一のグループまたは複数のグループを指定できます。「ユーザー」タブを選択し、個別ユーザーを確認者として割り当てます。「グループ」タブを選択し、単一のグループまたは複数のグループを確認者として割り当てます。グループ・ベースの承認についてを参照してください。

    注:

    「ボトム・アップ」または「配分」テンプレートを使用している場合、確認者が個々のユーザーであれば、承認ユニットを確認する順序で確認者を選択してください。リスト内の最初の確認者が、承認ユニットに対して最初に作業を行うユーザーです。最初の確認者が承認ユニットを移動または送信すると、2番目に選択した確認者が承認ユニット所有者になり、それ以降も、作成した確認者のリストに従って順番に確認が行われます。

  4. 承認中に承認ユニットの集約値を表示できるようにするには、「値定義メンバー」で、「値定義メンバー」アイコンをクリックして非承認ユニット・ディメンションの交差を定義します。

    注:

    • 非承認ユニット・ディメンションの場合: 承認ユニットの集約値を表示するには、「メンバー選択」で、「承認ディメンション」タブで選択したキューブの非承認ユニット・ディメンションごとにメンバーを1つずつ選択する必要があります。非承認ユニット・ディメンションのメンバーを選択しなかった場合、承認ユニットの集約値は空白になります。

    • 承認ユニット・ディメンションの場合: 承認ユニット階層で親メンバーに指定した値定義メンバーが、そのメンバーの子孫に継承されます。値定義メンバーが承認ユニット・ディメンションの親メンバーと子メンバーの両方に選択されている場合、子の選択が優先されます。たとえば、親「米国」とその子「西部地域」の両方に値定義メンバーを選択すると、「西部地域」の値定義メンバーが優先されます。実行時に、承認ユニット階層で指定したエンティティ、シナリオ、バージョンおよびセカンダリ・ディメンション・メンバーが選択されます。

    • 標準複数通貨アプリケーションの場合: 「プリファレンス」で、集約承認ユニットを表示する「レポートの通貨」をユーザーが設定します。Planningの操作を参照してください。合計が正しいことを保証するには、「通貨換算」ビジネス・ルールを起動するようユーザーに知らせます。

      標準複数通貨のアプリケーションではレポートの通貨が想定されるため、通貨の値定義メンバーを選択しないでください。

  5. 「移動パス」で、「移動パス」アイコンをクリックして承認ユニットの移動パスを表示し、それが正しいかどうかを確認して、エラーがあれば修正します。
  6. 「ユーザーに通知」で、「通知するユーザーの選択」アイコンをクリックして、承認ユニットがユーザー間で移動するたびに通知するユーザーを選択します。
  7. オプション: 他の承認ユニットについてステップ2から6を繰り返し、継承された所有者または確認者を変更します。
  8. 「保存」をクリックして作業を保存し、続行するか、「OK」をクリックして作業を保存し、承認ユニット階層を閉じます。