データ・スクリーニング・オプション

履歴データには、残りのデータから大幅に逸脱するデータ・ポイントである欠損値および外れ値が含まれる場合や、イベント(通常は過去にデータの急増や減少を引き起こした1回かぎりのイベントまたは反復イベント)が含まれる場合があります。「データ・スクリーニング」オプションを使用すると、欠損値の処理、外れ値の識別および調整、予測にイベントを含めるなどの様々な方法を選択できます。調整済の外れ値は欠損値として扱われるため、これらの状況の両方が検討され、一緒に処理されます。

これらの「データ・スクリーニング」のオプションから選択します。

  • イベントを含める—このオプションは、プランナがフォーム上で予測プランニングを使用する場合に使用できます。このオプションを選択した場合、選択したカレンダに定義されているすべてのイベントが予測中に考慮されます。(プランナは最初にカレンダを選択する必要があります。フォームの予測領域から、「設定」を選択して、「日付範囲」を選択します)。

    イベントを含めると、過去の急増または減少も将来の予測に反映されます。たとえば、北米のカレンダにはクリスマスのイベントを含めたり、APACのカレンダには通常売上が急増するディワリのイベントを含めることができます。過去のデータの急増を予測に含めることで、予測データで急増を確認できるため、ボリュームについて事前に計画したり、機会を活用することができます。

    イベントを含めない場合は、データの急増または減少が正規化され、予測期間にわたって分散されるため、予測の精度が低くなる可能性があります。

  • 外れ値の調整—このオプションを選択した場合、系列で外れ値が検出されると、外れ値の影響を回避するために、外れ値が予測トレンド線の値に置き換えられます。
  • 欠損値の入力—このオプションを選択した場合、時系列に欠損値があると、予測を続行するために、欠損値に予測トレンド線の値が移入されます。
  • 欠損最小しきい値—このオプションを選択した場合、しきい値に到達するまで、時系列の欠損値が入力されます。欠損値の数が指定されたしきい値を超える場合、予測は行われません。最大値は50%より大きくすることはできません。