スケジュール・ステータスの設定により、スケジュールのライフサイクルを管理します。現在のステータスに応じて、スケジュールのステータスを「オープン」、「クローズ済」または「ロック済」に設定できます。スケジュール・ステータスを設定するには、スケジュールの所有者かサービス管理者であることが必要です。
一度に複数のスケジュールに対してステータスを設定できます。これは、アプリケーションに多数のスケジュールがある場合に役立ちます。
次のステータスを使用できます:
- 保留中: スケジュールはまだアクティブではありません。スケジュールを作成する際は、スケジュールに最終的な調整を加えたり、タスクを追加、編集または削除したりできるように、ステータスはデフォルトで「保留中」になります。スケジュールのステータスが「保留中」のときは、スケジュールを閉じたり、ロックすることはできません。
- オープン: スケジュールを実行するには、ステータスを「保留中」から「オープン」に変更します。スケジュールが開かれると、定義に従ってタスクの実行が開始されます。開始の日付、時刻および条件を満たしたタスクのステータスは「オープン」に設定され、タスクの通知が担当者に送信されます。
- クローズ済: スケジュール上の作業が、スケジュールがアクティブでなくなって事後確認作業を残すのみとなった段階で、ステータスを「クローズ済」に設定します。「クローズ済」のスケジュールに新しいタスクを追加することはできません。ただし、ユーザーは完了していないタスクの作業を続行できます。「クローズ済」のスケジュールは必要に応じて再度開くことができ、ステータスが「オープン」に変わります。
- 「ロック済」: すべてのタスクが完了したら、ステータスを「ロック済」に設定します。ロックされた後のスケジュールは変更できません。「ロック済」のスケジュールは編集できませんが、必要に応じてステータスを「オープン」に戻すことができます。
自動タスクはスケジュール内の定義済ワークフローに基づいて実行され、手動の操作は必要ありません。手動のユーザー・アクションに基づいて自動タスクを実行する場合は、次の2つのスケジューリング・オプションがあります:
- 基本タスクまたはエンド・ユーザー・タスクを自動タスクの「開始時に終了」の先行タスクとして追加します。自動タスクは、先行タスクが完了して開始時刻に達すると実行されます。先行タスクの設定を参照してください。
- 自動タスクのワークフロー内で「別名実行」ユーザーを割り当てます。ワークフローの選択を参照してください。自動タスクに対して「別名実行」ユーザーが指定されると、タスクの実行は、指定した「別名実行」ユーザー認証に基づいて行われます。自動タスクは、開始時刻、先行タスクおよび「別名実行」認証の条件を満たした場合にのみ実行されます。プロセスが自動化されたタスクの許可を参照してください。
注:
スケジュールのタスクの開始時間に達しても、システム自動タスクに対して許可が与えられていなければ、タスクは「保留中」ステータスのままで、許可が必要になります。