アプリケーションを作成する前に、現在のプロセスについて情報を収集します。これは、アプリケーションがビジネス要件を確実に満たすためのベスト・プラクティスです。
現在のプロセスを分析します。
現在のプロセスで行っている内容を確認し、それをアプリケーションにどう組み込むか計画します。この機会を利用して、現在のプロセスを見直すことも検討してください。
会社の財務諸表を確認します。利益と損失が80%を占める主要な収益と費用領域を判別します。
ビジネスを動かす主なドライバに絞ります。この勘定科目サブセットについて、ビジネス・ドライバと必要なディメンションを把握します。たとえば、従業員報酬は費用の50、60%以上を占めるのが一般的です。
残りの20%の勘定科目は、パーセンテージの上昇などの簡易なロジックや簡易なエントリを使用して計画または予測します。
スプレッドシートを分析して、現在のプロセスを理解します。情報のソースと、それがサポートしているビジネス・ロジックを理解します。現在のビジネス・プロセス・ロジックがあらゆる組織に適用されるかどうか、確認します。
現在のビジネス・プロセス・ロジックが、他の事業部門や部署に適用されるかどうか、確認します。プロセスが異なる場合は、プロセスの整合を図るかどうか決めます。
現在のプロセスに関して、ビジネス・ロジック、関係、計算を理解します。
現在のビジネス・プロセス・ロジックが、他の事業部門や部署に適用されるかどうか、確認します。プロセスが異なる場合は、プロセスの整合を図るかどうか決めます。
レポートのディメンション、たとえばレポートをコスト・センター別、部署別、勘定科目別、顧客別のどれで実行するかを指定します。製品などのディメンションの追加が必要かどうかを決めます。
財務諸表をレビューし、交差を確認します。レポートが勘定科目およびエンティティ別か、他のスライス別かを確認します。
含まれるディメンションなど、勘定科目のビジネス・ドライバを理解します。行ごとに利益と損失を確認し、モデリングを含めるのかどうか、あるいは情報を単にユーザーが追加するのかどうかを判別します。
行と列にどんな要素を配置するかなど、レポートのレイアウトに注意してください。
コスト・センター別や部門別など、一意のレポート・フォーマットの数を判別します。必要な各タイプのレポートのレポート・フォーマットを指定します。
通貨要件を判別します。計画して報告する通貨および複数通貨で計画または予測するかどうかを識別します。外貨の要件を確認します。通貨感度分析を実行するかどうかを確認します。
プランニング範囲を判別します。今後1年、2年、3年、5年など、今後計画する年数を把握します。アプリケーションに導入する履歴データ量を計画します。1年または2年の履歴データを含めるのが一般的です。
プランニングおよび予測プロセスを識別します。年次予算および予測を準備するかどうかを把握します。月ごと、四半期ごとなど、予測を再確認する頻度を理解します。
計画や予測などのサポートするプランニング・プロセスを判別します。プランニングと予測のプロセスが類似しているかどうかを確認します。ローリング予測を準備するかどうかを把握します。
ターゲットに向けて計画するかどうかを決めます。計画や予測の詳細ターゲットを設定する場合、ターゲットの勘定科目のレベルを決定します。
複数の反復が必要かどうかを確認します。計画または予測の複数の送信を格納する必要があるかどうかを確定します。保持する予測数を判別します。予測の比較など、比較を実行するかどうかを決定します。
プロセスの計画に役立つその他の質問:
報酬、材料、出張または資本費用と設備費用など、ビジネスの費用ドライバは何ですか?
製品、プロジェクトまたはサービスなど、ビジネスの収益ドライバは何ですか。
製品が主な収益ドライバの1つである場合、製品はいくつありますか?
事業部門やエンティティはいくつありますか?所属企業で追跡している主なメトリックおよびKPIは何ですか?何人のユーザーが財務プランニングに関わっていますか?主要なユーザーは誰ですか?
アプリケーションに組み込む必要がある承認プロセスを判別します。計画と予測で承認プロセスは同じですか?
データ・ソースを理解します。各データ・ソースのファイル形式と内容を理解する。これは、ディメンションやデータ統合の要件を計画するうえで役に立ちます。
勘定科目、エンティティ、カスタム・ディメンションなどのディメンションのソースを判別します。
実績結果のソースおよび頻度を判別します。
今後のアプローチを確認します。プロセスの改善を見極め、アプリケーションに組み込むプロセスを示します。今後組み込む長所を計画し、将来改善できる短所と領域がないかどうか確認します。