アプリケーションを計画するベスト・プラクティス

重要なベスト・プラクティスは、アプリケーションの目標、主目的および範囲を確立することです。多くの場合、実装は目的を明確にするためにフェーズに分割されます。要件を把握したら、アプリケーションの設計に進むことができます。

早期に収集した情報は、次のようにアプリケーションに含めることができます。

  • ディメンション

  • フォーム

  • レポート

  • 計算

  • ユーザー

  • ディメンションを設計します。プロセスのサポートに必要なディメンションを特定します。アプリケーションには、勘定科目、エンティティ、バージョン、シナリオ、年、期間、また該当する場合には通貨のディメンションがあります。

    • アプリケーションに含まれるメンバーおよびこれらのディメンションのソースを識別します。各ディメンションのサイズを理解します。

    • 計算をドキュメント化するベスト・プラクティスです。それぞれの計算について、結果の判別方法と数値のソースをドキュメント化してください。ソースがデータ・エントリなのか、データが別のシステムから提供されるのかを確認します。

  • 計算を設計します。行ごとに会社の損益計算書を確認し、勘定科目の計画または予測方法を確認します。計算が必要な勘定科目の場合、Calculation Managerを活用してロジックを作成します。

    計算を理解し、必要に応じて質問します。基本勘定科目の場合、各勘定科目の計画方法を確認します。サンプルの質問:

    • この計算はすべてのエンティティに適用されますか?

    • この計算に他のディメンションの側面はありますか?

    • 計算は製品別または顧客別ですか?

    • 計画と予測で計算は同じですか?

  • 収益計算を判別します。収益の要件およびドライバを確立することをお薦めします。

    • 使用しているビジネス・ドライバを把握し、収益が製品とサービスのどちらによるものかを理解します。モデルで収益を導出するかどうかを決定します。その他に取得する情報を確認します。

    • 収益ドライバを確立します。他のディメンションが必要かどうかを判別します。

    • 収益プランニングのロジックを決定します。単位×価格など、プロセスをサポートするために作成する必要がある計算を識別します。収益計算のロジックを計画します。

    • 情報を収集してエンド・ユーザーが入力するフォームおよびレイアウトを判別します。

  • 費用要件を判別します。費用勘定科目を確認して、ビジネスの主要な領域を識別します。

    ほとんどの費用を構成する領域に焦点を当て、主なドライバを明らかにします。主要でない残りの費用は、トレンドを使用したり値を入力したりする非常に簡単で直接的な方法で計画できます。

  • 費用ドライバを判別します。このグループの勘定科目に焦点を当てて、勘定科目のビジネス・ドライバおよび必要なディメンションを判別します。

    費用勘定科目を確認して、ビジネスの主要な領域を識別します。ほとんどの費用を構成する領域に焦点を当て、主なドライバを明らかにします。主要でない残りの費用は、トレンドを使用したり値を入力したりする非常に簡単で直接的な方法で計画できます。

    • 従業員報酬を確認します。従業員別、ジョブ別、等級別など、どのように従業員報酬が計画されるかを確認します。

    • プランニングに含まれる勘定科目を把握し、報酬をサポートするデータのソースを理解します。報酬に関して実行するレポートのタイプを識別します。

    • その他費用勘定科目要件を評価します。プロセスをサポートするために作成する必要な計算を計画します。費用の計算のロジックを把握します。

    • 計算をドキュメント化します。それぞれの計算について、結果の判別方法と数値のソースをドキュメント化してください。ソースがデータ・エントリなのか、データが別のシステムから提供されるのかを確認します。

    • 情報を収集してエンド・ユーザーが入力するフォームおよびレイアウトを判別します。

    承認プロセスを判別します。計画および予測の承認プロセスを促進するディメンションを判別します。承認プロセスの基本ディメンションはエンティティ、シナリオおよびバージョンです。製品、プロジェクト、市場など、他のディメンションを含めるかどうか決定します。

    アプリケーションがサポートする承認プロセスを記載します。