フリーフォーム・アプリケーションの重要な考慮事項

Note:

Oracle Essbase移行スナップショットをOracle Enterprise Performance Management Cloud環境にインポートすることによって、フリーフォーム・アプリケーションを作成しようとしないでください。移行を使用したスナップショットのインポートは、以前のフリーフォーム・アプリケーションから作成されたスナップショットに対してのみサポートされています。

  • アプリケーション作成ウィザードを使用して1つのキューブのフリーフォーム・アプリケーションを作成する場合、データ・マップおよびその他の複数キューブ機能は使用できません。

  • カスタム定義関数(CDF)およびCDF参照が含まれているEssbaseスナップショットは、フリーフォーム・アプリケーションの作成には使用できません。

  • 使用しているOTLファイルまたはEssbaseアプリケーション・スナップショットに、システムにより制限されている名前のオブジェクトが含まれていないことを確認してください(たとえば、年ディメンションでのFY02という名前のメンバーなど)。アプリケーションの作成に使用する予定のOTLファイルまたはスナップショットを生成する前に、このような制限されている名前を変更または削除する必要があります。命名規則を参照してください。

  • 使用しているOTLファイルまたはEssbaseアプリケーション・スナップショットに、80文字を超えるメンバー名および別名が含まれていないことを確認してください。メンバー名および別名が80文字を超える場合は、それらを削除するか、短くする必要があります。そうしないと、インポートは成功しません。命名規則を参照してください。

  • 使用しているOTLファイルに「年合計」メンバーおよび「期首残高」メンバーが含まれている場合、「期首残高」メンバーは「期間」ディメンションの最初の子であり、「年合計」は「期間」ディメンションの2番目の子である必要があります。これらのメンバーには特別な処理が必要であり、スナップショットを復元する前に移行スナップショットの.csvファイルを変更することで、適切な位置に移動できます。

  • EPM Cloud環境に保存されているOTLファイルまたはスナップショットをソースとして使用する場合は、アプリケーション作成プロセスを開始する前にファイルをアップロードします。

    uploadFile EPM自動化ユーティリティ・コマンドまたは移行を使用してOTLファイルまたはスナップショットをEPM Cloud環境にアップロードします。

  • インポートされたデータは、フリーフォーム・アプリケーションでは編集できない場合があります。データが読取り専用に設定されることがあります。

  • メンバー・アウトラインは、アプリケーション内で一意である必要があります。

  • OTLまたはスナップショットをインポートしてフリーフォーム・アプリケーションを作成する場合は、後でこのフリーフォーム・アプリケーションの新しいキューブを追加または作成できます。

  • アプリケーション作成ウィザードで新しいキューブを追加してフリーフォーム・アプリケーションを作成する場合は、後でこのフリーフォーム・アプリケーションにEssbaseキューブOTLまたはEssbaseアプリケーション・スナップショットをインポートして、新しいキューブを作成することはできません。

フリーフォームのディメンションおよびメンバーに名前を付ける際は、次の予約語を使用しないでください:

Table 4-1 フリーフォームのメンバー名として使用できない予約語

予約語
BU Version_1 ユーザー 属性ディメンション HSP_Entity
ConsolidatedData Groups Default HSP_Period
BaseData Calendars タスク・リスト HSP_Version
SandBoxData Currencies メニュー HSP_XCRNCY
Super User Predefined CalcMgrRules HSP_Years
Strategic Planner FX_Tables CalcMgrRulesets HSP_View
サービス管理者 フォーム CalcMgrVariables HSP_Metric
CalcMgrTemplates Aliases HSP_Rates  
Root キューブ HSP_Scenario  
ディメンション Planning Units HSP_Account