インフォレットの内容の決定

インフォレットの内容を決めるときは、次の一般的なヒントを参照してください。

  • 既存のダッシュボードと作業領域ページを確認します。

    ダッシュボードと作業領域ページは、情報サマリーがまとめて表示されるので、出発点として最適です。

  • 10/90/90の原則を適用します。

    重要性が高く利用しやすい、ユース・ケースの上位10%からあがるFAQに対処する情報を探します。このユース・ケースは、ビジネス・インテリジェンス、ソーシャル、トランザクション、外部など全社から集まります。

    次に、この情報に絞って、ユーザーの90%が、時間の90%で得られるメリットが何かを検討します。既存のダッシュボードの内容、既存の作業領域ページ、または全般にこの10/90/90の原則を適用して、インフォレットに適した情報を選定します。

  • 上位のユース・ケースを、よくあるビジネス上の質問の形で書きなおします。

    これらのビジネス上の質問に答えるように、対応するインフォレットの内容を提示します。たとえば、対応の困難なオーダーの数をステータス別に一覧するなどです。

  • 複数の情報ポイントではなく、1つのポイント、または密接に関連があり相互に依存する一連のポイントを探します。

    インフォレットの内容を決定するプロセスは、ダッシュボードの内容を作成するプロセスに類似していますが、分析のレベルはもっと深くなります。3つ以下の情報階層ビューで表示するのに適しており、ビジネス上のクリティカルな質問の答えになる情報を、1つのデータ・ポイントまたはデータ・セットから探します。

  • 最も重要な1つのポイントから始めます。

    1つのインフォレットには、データの1つの側面つまり情報ポイントに関する集約情報が表示されます。ユーザーが知る必要のあるイベント、またはユーザーが対処する必要のあるタスクに関連する情報です。

    ダッシュボードに、1つ以上のオブジェクトの複数の側面(数字の合計や通貨の合計)が含まれている場合は、最も重要な1つのポイントから始め、インフォレットの前面ビューに対する1つの概要(たとえば、合計としてスタイル付きの数値を使用するなど)を追加してきます。次に、必要に応じて背面ビューの内容を決めます。最後に、必要に応じて展開ビューの内容を決めます。

    1つのインフォレットで、4つ以上のビューは追加できません。インフォレットに表示するデータ・ポイントが1つのみ、または密接に関連があり相互に依存するデータ・セットが1つのみの場合は、前面ビューのみ使用します。