IPMインサイトの考慮事項

IPMインサイトと自動予測の利点を活用するための考慮事項およびベスト・プラクティスを次に示します。

考慮事項:

• IPMインサイトには、EPM Enterprise Cloudサービス・サブスクリプションが必要です。
• IPMインサイトは、次のPlanningアプリケーション・タイプで機能します:
  • カスタム
  • モジュール
  • Sales Planning
  • Strategic Workforce Planning

• IPMインサイトは、Oracle Sales Planning CloudおよびOracle Strategic Workforce Planning Cloudで使用できます。

• IPMインサイトおよび自動予測は、フリーフォーム・アプリケーションではまだ使用できません。これは計画中です。
• IPMインサイトは、ハイブリッドEssbaseが有効であるアプリケーションでのみ機能します。
• IPMインサイトは、レッドウッド・エクスペリエンスが有効である場合にのみ使用できます。(自動予測の詳細設定オプションの構成を除き、自動予測ではレッドウッド・エクスペリエンスを有効にする必要はありません。自動予測の詳細設定オプションの構成は、レッドウッド・エクスペリエンスが有効である場合にのみ使用できます。)自動予測の考慮事項の詳細は、自動予測の考慮事項を参照してください。

• IPMインサイトは、メンバー・レベル・セキュリティとセル・レベル・セキュリティの両方を使用するため、プランナにはアクセス権を持つデータ・スライスのインサイトのみが表示されます。ただし、セル・レベル・セキュリティが年/期間ディメンションに定義されている場合、ユーザーにインサイトが生成されないことに注意してください。

ベスト・プラクティス:

• 履歴データ: 使用する履歴データが多ければ多いほど、予測結果の精度が向上します。履歴データの量は、予測期間の数の少なくとも2倍にする必要があります。たとえば、今後12か月を予測するには、少なくとも24か月の履歴データが必要です。予測時に使用できる履歴データの量が十分でない場合は、警告が表示されます。
• 予測における時間の粒度: インサイト・ジョブの最下位の期間ディメンション・メンバー・レベルによって、予測における時間の粒度が決定されるため、可能なかぎり最下位レベルの期間メンバーを使用してインサイト・ジョブを作成し、最大量の履歴データを使用できるようにします。

IPMインサイトで使用される統計手法の詳細は、Planningの操作のIPMインサイトのメトリックを参照してください。