参照プロパティ引数

参照プロパティ引数は、式の参照結果の処理方法を指定します。この引数は、他のプロパティとともに使用します。

次の参照プロパティ引数があります。

IfNonNumber/IFFN

IfNonNumberは、#MISSING値および#ERROR値のかわりに使用する特定の数値を指定します。構文:

AXIS[segment(range)].IfNonNumber(arg).AggregateProperty

表B-5 参照プロパティ引数

引数 説明

AXIS

キーワードrow、columnまたはcellのいずれかです

オプション

セグメント(範囲)

行番号、列の文字などの軸の有効な参照を示します

IfNonNumber

軸の参照先にデータがない場合やエラーの場合の処理方法を示します

(引数)

AxisRefの欠落データやエラー・データのかわりに使用する数値を示します

AggregateProperty

集約関数は、集約セグメントで使用されます

オプション

例:

cell[1,A] = 3、かつ

cell[1,B] = #MISSINGのときに、

式:

cell[1,A] / cell[1,B] 

は、#ERRORを戻します。

式:

cell[1,A] / cell[1,B].ifNonnumber(1) 

は、cell[1,B]を1に置換し、3を戻します。

注:

グリッドの#MISSINGを抑制しており、グリッドの行や列にIfNonNumberプロパティを含む式がある場合は、#MISSINGは抑制されたままになります。