動的時系列メンバーの設定

動的時系列メンバーを使用して四半期累計費用などの期間累計データを表示するレポートが作成できます。動的時系列メンバーは、アプリケーション作成時に自動的に作成され、期間ディメンションのメンバーと一緒に使用できます。動的時系列を設定するには、事前定義済の動的時系列メンバーを使用可能にし、世代番号(およびオプションで、別名表と別名)に割り当てます。たとえば、四半期累計値を算出する場合、Q-T-D (四半期累計)メンバーを使用可能にし、世代番号2へ割り当てます。その後、Q-T-D動的時系列メンバーを使用して、その四半期における本月までの月次値を算出できます。

動的時系列メンバーは期間累計レポートの8レベルまでを提供します。データおよびデータベースのアウトラインでどのメンバーが使用できるかを判別できます。たとえば、データベースに1時間、1日、1週間、1か月、四半期および1年ごとのデータが含まれる場合、D-T-D (日次累計)、W-T-D (週次累計)、M-T-D (月次累計)、Q-T-DおよびY-T-Dの情報をレポートできます。データベースに過去5年間の月次データが含まれる場合、特定年までのY-T-DおよびH-T-D (累計)の情報をレポートできます。データベースが季節ごとのデータを記録する場合は、P-T-DまたはS-T-D (季節累計)の情報をレポートできます。

動的時系列の計算でメンバーを使用する予定がある場合、タイム・バランス・プロパティ(「最初」、「平均」など)を動的計算に予定されているメンバーに割り当てないことをお薦めします。割り当ててしまうと、勘定科目ディメンションの親メンバーの値に誤りが生じる場合があります。

動的時系列メンバーを設定するには: