簡易ディメンション・エディタでの属性の操作

属性は、製品のサイズ、色など、データの特性を示します。属性を使用すると、その特性に基づいてディメンションのメンバーのグループ化および分析が可能になります。たとえば、製品の収益性をサイズやパッケージに基づいて分析でき、さらに各市場地域の人口サイズなどの市場属性を分析に組み込むことで、より効果的な結論を下すことができます。

疎ディメンションのメンバーのみに属性を割り当てることができます。ラベルのみメンバーには、属性を割り当てることができません。属性ディメンションは、親が動的に計算されるため、集約プロパティを持っていません。

勘定科目のディメンションは通常、密として定義されますので、すべてのキューブのディメンションを疎に変更しないかぎり、属性を割り当てることはできません。ディメンションを疎から密に変更する場合、変更するディメンションのすべての属性および属性の値は自動的に削除されます。

属性のデータ型の理解に記載されているように、属性は、テキスト、日付、ブール式、数値のデータ型を持つことができます。

属性名は、命名規則にあるガイドラインに適合させてください。

簡易ディメンション・エディタで属性を作成または編集するには:

  1. ホーム・ページで、「アプリケーション」「概要」「ディメンション」の順にクリックします。
  2. 属性の疎ディメンションを選択します。

    Note:

    疎ディメンションのみが属性を持つことができます。疎ディメンションおよび密ディメンションについてを参照してください。

  3. 「ディメンション・プロパティの編集」タブをクリックします。
  4. オプションを選択します:
    • 属性を作成するには、「カスタム属性」の横にある「作成」をクリックします。属性の名前を入力し、「テキスト」「日付」「ブール」または「数値」のデータ型を選択します。

      Note:

      • 属性が一度作成されると、データ型を変更することができなくなります。

      • 日付属性を操作するには、その前に「アプリケーション設定」にある「属性ディメンション日付フォーマット」を選択して、保存する必要があります。

      属性のデータ型の理解を参照してください。

    • 属性を変更するには、「カスタム属性」で、変更する属性の横にある「アクション」アイコンをクリックし、「編集」を選択して、属性名を更新します。

  5. 「閉じる」をクリックします。

    「閉じる」をクリックすると、階層が検証され、問題が検知されるとエラーが表示されます。たとえば、日付の属性値は正しいフォーマットで入力される必要があり、数値と日付のディメンションには、少なくとも1つの定義された属性値が必要です。

  6. ビジネス・ルールおよびレポートを更新および検証します。

関連トピック:

Tip:

属性(「赤」など)で明示的にフィルタするかわりに、属性ディメンションのユーザー変数を作成し、ユーザー変数をフィルタとして使用できます。次に、ユーザー変数を動的ユーザー変数として有効化し、実行時にユーザーがフィルタの値を変更できるようにすることができます。これは、動的フィルタ処理を可能にする有用な手法です。

ユーザー変数の管理を参照してください。