UDAの操作

ユーザー定義の属性(UDA)、記述的な語やフレーズは、計算スクリプト、メンバー式、レポートおよびフォームで使用できます。UDAはUDAに関連したメンバーのリストを戻します。例:

  • HSP_UDF UDAを使用して、アプリケーションをリフレッシュする際の式の上書きを防止できます。ビジネス・プロセスに関連する各データベースにログオンし、UDAを使用したメンバー式を作成する必要があります。このUDAの構文は、(UDAs: HSP_UDF)です。

  • @XREF関数を使用して、別のデータベースのデータ値を検索し、現在のデータベースから値を計算する場合、HSP_NOLINK UDAをメンバーに追加して、@XREF関数が、そのメンバー用として選択されたソース・キューブではないすべてのキューブで作成されてしまうのを防ぐことができます。

  • 数種類の製品メンバーのついた製品ディメンションでは、「新製品」と呼ばれるUDAを作成し、製品ディメンションの階層にある新製品へ割り当てることができます。その後、指定した新製品における特定の計算を基にすることができます。

  • 予算レビュー・プロセスでは、製品ラインの各所有者に対しデータ検証ルールを作成するのではなく(製品によっては数百の所有者がいるものもあります)、承認ユニット階層を使用してメンバーに適用する、ユーザー名を含むUDAを作成できます。次に、データ検証ルールに、現在のメンバーに対するUDAに保存されたユーザー名を戻す検索関数を入力できます。たとえば、移動パスの各ユーザー用のUDAを作成し、そのUDA名に接頭辞を割り当てます(たとえばProdMgr:Kim)。

  • フォームの設計時に、UDAを使用して、共通属性に基づいてフォームのメンバーを選択できます。UDAを使用してフォームを作成すると、そのUDAに割り当てられているメンバーが、フォームに動的に追加されます。たとえば、「新製品」と呼ばれるUDAを作成し、このUDAを製品ディメンションの階層にある新製品に割り当てた場合、フォームでは、実行時に新製品が自動的に表示されます。フォーム・デザイナで選択する場合、UDAの先頭にUDA(新製品)のようにUDAが付きます。

UDAはディメンションによって特定されます。たとえば、勘定科目メンバーのUDAを作成すると、共有していない勘定科目メンバーに使用できます。UDAを削除すると、すべての勘定科目メンバーのUDAが除去されます。UDAを複数のディメンションに使用可能にするには、複数のディメンションに同じUDAを作成します。たとえば、「新規」というUDAを勘定科目ディメンションとエンティティ・ディメンションに作成し、それを勘定科目メンバーとエンティティ・メンバーに使用できます。

UDAを操作するには:

  1. 「ナビゲータ」アイコン「ナビゲータ」アイコンをクリックし、「作成および管理」で、「ディメンション」をクリックします。
  2. メンバーをUDAに関連付けるディメンションを選択します。
  3. ディメンション階層から、メンバーを選択し、「編集」アイコンをクリックします。
  4. 「UDA」を選択します。
  5. 次のタスクを選択します。
    • UDAを作成するには、「作成」アイコンをクリックし、名前を入力して、「保存」をクリックします。

      注:

      UDAに名前を付ける際に使用する文字数は60文字までにしてください。

      承認用のUDAを作成する場合、その名前の最初に接頭辞を割り当てます(たとえば、ProdMgr:Name)。接頭辞はUDAがユーザー名を含むことを示し、データ検証ルールがユーザーを検索できるようにします。すべての承認UDAに同じ接頭辞を使用します。

    • UDAを変更するには、「編集」アイコンをクリックし、名前を変更して、「保存」をクリックします。

    • UDAを削除するには、UDAを選択し、「削除」アイコンをクリックして、削除を確認します。

      注:

      UDAを削除すると、すべてのディメンションからUDAが除去されます。UDAを削除した場合は、それを参照していたすべてのメンバー式、計算スクリプト、レポートを更新する必要があります。

    • UDAの選択をクリアするには、「クリア」アイコンをクリックします。

  6. メンバーのUDAを追加または削除するには、矢印を使用してUDAを「選択したUDA」パネルで移動します。
  7. 「保存」をクリックします。