配賦を使用した値の分散

「配賦」を使用して、(複数のディメンションにわたる)複数のセルにデータを一括割当てできます。

ノート:

  • 値の一括割当てを元に戻すことはできません。

  • 「タイム・バランス」プロパティ設定は、「入力」オプションを使用してデータが分散される方法に影響を及ぼします。データの分散方法を参照してください。

管理者がユーザーに「一括割当て」役割を割り当ててフォームの「一括割当ての使用可能」プロパティを選択した場合、ユーザーは「配賦」を使用してデータを分散できます。データをソース・セルのすべての子孫に配賦したり、複数のディメンション全体に配賦したり、フォームに表示されていないセルにデータを分散することもできます。実際のところ、ターゲット・セルに対する書込み権限を持っている必要はありません。

「配賦」を使用して値を分散するには:

  1. 分散する値を含む小計または合計セルにカーソルを置きます。
  2. 「データ」をクリックし、「配賦」をクリックします。
  3. 「調整」に、変化の係数を入力します。
    • 指定した量で値を変更するには、プラス/マイナス・アイコンをクリックします。値を減少するには、値の前にマイナス記号を付けます。

    • パーセンテージで値を変更するには、パーセント・アイコンをクリックします。

  4. 指定した値またはパーセンテージをターゲット・セル全体に配賦するには、次の表で説明するように、「分散タイプ」をクリックします。

    表14-2 配賦の分散タイプ

    分散タイプ 説明
    比例分散 ターゲット・セルの既存値に基づいて、値を比例分散します(デフォルト)。
    リレーショナル分散 様々なソースの場所に存在する値に基づいて、選択されたセルに分散します。このオプションを選択すると、「選択済」列に各ディメンションに対して現在選択されているメンバーが表示されます。

    「相対」では、分散されるベース値を識別するメンバーを選択し、相対セル内の既存の値に基づいてパターンを作成します。メンバーを選択するには、「メンバー・セレクタ」を使用します。

    Planningの管理メンバーの操作を参照してください。

    均等分割 ターゲット・セル間で均等に値を分散します
    入力 すべての対象セル内の値を置換します
  5. 「分散」をクリックします。