シナリオ・ロールアップの実行

シナリオ・ロールアップ構造、ビジネス・ケースおよびオプションでモデルの特徴を定義したら、シナリオ・ロールアップを実行できます。

シナリオ・ロールアップを実行するには:

  1. 「シナリオ・ロールアップ」から、シナリオ・ロールアップを選択して、「実行」をクリックします。
  2. 「ロールアップおよびデータ・マップの実行」ページで、ロールアップするビジネス・ケース(複数可)を選択します。

    デフォルトでは、現在選択されているビジネス・ケースが選択されます。選択されているビジネス・ケースのみを表示することもできます。

  3. 選択したビジネス・ケースごとに、「リフレッシュ」または「発行」を選択して、ビジネス・ケースに関連付けられた「リフレッシュ」または「発行」データ・マップを実行します:
    • 「リフレッシュ」データ・マップは、ロールアップの一部ではないPlanningキューブや戦略モデリング・モデルなどの外部ソースからシナリオ・ロールアップにデータを取り込みます。これらは、ビジネス・ケースに対して「リフレッシュ」を選択した場合に、シナリオ・ロールアップの前に実行されます。
    • 「発行」データ・マップは、ビジネス・ケースに対して「発行」オプションを選択した場合に、シナリオ・ロールアップの完了後に、ロールアップされた最終データをPlanningなどの外部ターゲットにプッシュします。

    シナリオ・ロールアップに関連付けられている「前」または「後」データ・マップは、シナリオ・ロールアップの実行時に自動的に実行されます。

  4. 戦略モデリング内の「ビジネス・ケース」をPlanning内の「シナリオ」および「バージョン」にマップした場合、シナリオ・ロールアップを実行するときに、「ターゲット・バージョンの上書き」を選択できます。これにより、データ・マップに定義されている「バージョン」が上書きされます。

  5. 「実行」をクリックします。

シナリオ・ロールアップはジョブ・コンソールに送信されます。ここで、シナリオ・ロールアップの進行状況をモニターできます。ホームページで「アプリケーション」「ジョブ」の順にクリックします。シナリオ・ロールアップ・プロセスにデータ・マップが含まれる場合、これらのデータ・マップはシナリオ・ロールアップ・ジョブの子ジョブとして表示されます。

シナリオ・ロールアップが完了したら、親モデルを開いて子モデルからロールアップされたデータを確認できます。

入力値の逆解決

場合によっては、戦略モデリングでは出力値に基づいて入力値が計算されます:

  • シナリオ・ロールアップの実行
  • データのインポート
  • 時間の詳細レベルの変更(分散または縮小)

出力値が非現実的な入力値(10,000パーセントまたは10億を超えるスケーリングされた絶対値)を生成する場合、または入力値を計算できない場合、戦略モデリングは次のように、実績値による上書き(##で上書き)を実行します:

  1. 出力値から入力値を逆計算する際、戦略モデリングは、実績値による上書き(##で上書き)が選択された状態で入力値を出力値に設定します。
  2. 順方向の計算中に、上書きによって入力値が出力値にコピーされます。