国別レポートを使用する場合、当期引当とCbCRの両方のキューブを同時にロックせずに、連結したり、個別にロックできるようにするには、個別のシナリオを作成する必要があります。
2つのシナリオを作成する必要があります。
注:
Actual_CbCRシナリオは、CbCRシナリオありカスタム属性を税引当シナリオ(実績)に添付すると自動的に生成されます。当期引当の連結シナリオにデータ、FXレートおよび税率を入力します。CbCRシナリオについて入力する必要があるのはCbCRデータのみです。帳簿勘定科目データ、FXレートまたは税率はすでに実績シナリオ・メンバーに対してロードされているため、CbCRシナリオにロードしないでください。
注:
アップグレードの考慮事項が1つあります。ユーザーがCbCR用に個別承認プロセスを有効にする対象のシナリオに履歴データがある場合、データの移行が必要です。この移行では、すべての履歴データが新しいCBCRシナリオ・メンバーにコピーされます。個別承認プロセスを設定するには:
ホーム・ページで「ナビゲータ」、「作成および管理」、「ディメンション」の順に選択します。
既存の当期引当シナリオ(たとえば、実績)を選択し、CbCRシナリオを生成して「編集」 をクリックします。
「メンバーの編集」画面で、「属性値」タブを選択します。
「使用可能な属性値」で、CbCRシナリオありカスタム属性を展開します。
「ディメンション」タブで、新規シナリオ(たとえば、Actual_CbCR)を表示します。新規シナリオがConsolとCbCRの両方のキューブに作成されます。名前を確認して「保存」をクリックします。
注:
特定のキューブを選択することはできません。「キューブ」で「すべてのキューブ」を選択するのみです。データベースがリフレッシュされたら、「終了」をクリックします。有効な交差が作成され、どのシナリオ・メンバーがどのキューブに適用可能かが管理されます。
ナビゲータで、「アプリケーション」下の「有効な交差」をクリックします。
シナリオと勘定科目の組合せを選択して作成した有効な交差を確認し、「取消し」をクリックして終了します。有効交差によって、キューブ内の無効なシナリオ・メンバーへのデータ入力を制限できます。有効な交差は読取り専用です。
オプション: シナリオ内に既存のデータがある場合、次のようにして、既存のシナリオ下に格納されている既存のCbCRデータを新たに作成したCbCRシナリオ・メンバーに移行します。
注:
換算が必要なシナリオ、年および期間に対してレートの計算ルールを実行します。移行されたデータを確認するには、ホーム・ページで「CbCR」、「表1」の順に選択します。編集して新しい「CbCR_ Scenario」を選択し、「適用」を選択します。データが表示されます。
注:
換算に使用されるFXレートは、連結シナリオで税引当に使用されるものと同じです。たとえば、Actual_CbCRに対して換算を実行する場合、FXレートは実績シナリオから使用されます。注:
個別のCbCRが有効になっている場合、連結キューブで連結を実行するには、CbCRキューブ内のエンティティをロック解除する必要があります。