管轄とエンティティの自動マッピング

Tax Reportingでは、データ・インポート、データ交換または補足データ管理によってデータをインポートするときに、TRCS_Domicile_Input管轄メンバーを指定できます。TRCS_Domicile_Inputを使用すると、各エンティティに正しい国の管轄(法定住所)を指定しなくても、データをインポートできます。

Default_Jurisdiction_Member

データのインポート後に、エンティティの法定住所属性構成に基づいて、各エンティティの国の管轄(国全体のレベル0の子孫)が自動的に識別されます。その後、データは適切な国の管轄にルーティングされます。

Note:

ただし、デフォルトの管轄メンバーにはいくつかの制限があります。制約事項を参照してください。

  • 「アプリケーション」「概要」「データのインポート」から、次のデータ・ファイルをインポートします(関連項目: データ・インポート・ファイルの作成)

    勘定科目、LE101、視点、データ・ロード・キューブ名

    11102, 9099, "P1, FCCS_Entity Input, FCCS_No Intercompany, TRCS_TBClosing, FCCS_No Multi-GAAP, TRCS_Domicile_Input, Plan, FY24, FCCS_Periodic, Entity Currency, FCCS_Data Input", Consol

    Note:

    ここで、LE101エンティティの法定住所のかわりに、デフォルトの管轄のTRCS_Domicile_Inputを使用してデータをロードできます。
  • データのロード後、法定住所属性値(次のスクリーンショットに示すように、US)に基づいて、レコードのLE101エンティティの管轄が自動的に識別されます。

    Domicile_Attribute_Value

  • その後、貸借対照表フォームのLE101エンティティおよびUS管轄に適宜データが保存されます。

    Balance_Sheet_Form