エンティティ・ディメンションでの代替階層の作成

エンティティ構造は代替階層の一部です。共有エンティティの親には異なる通貨を設定できます。

エンティティ・ディメンションで代替階層を作成するには:

  1. ホーム・ページでナビゲータ「ナビゲータ」アイコンをクリックし、「作成および管理」「ディメンション」の順にクリックします。
  2. 「ディメンション」で、「エンティティ」を選択します。
  3. FCCS-地域合計で、「データ・ストレージ」の値が「共有しない」に設定されているプライマリ・エンティティを選択します。
  4. 「データ・ストレージ」の値が「共有しない」に設定されている親エンティティを選択します。
  5. プライマリ・エンティティを親エンティティの子として、共有メンバーとして追加します。
    1. 選択した親で、「子の追加」「子の追加」アイコンをクリックします。
    2. 「メンバーのプロパティ」タブで、子メンバーの名前を入力します。
    3. 「データ・ストレージ」「共有」を選択します。

      共有エンティティは、集約タイプ以外のプロパティを、メンバーのプライマリ・インスタンスと共有します。

    4. 「プラン・タイプ」で、すべてのキューブ(ConsolRatesおよびCbCR)に対して集計タイプを「無視」に設定します。エンティティ・ディメンションは連結プロセスの一環として集計されるため、ネイティブEssbase計算については無視に設定する必要があります。他のオプションを選択した場合、データベースのリフレッシュ時に「無視」にデフォルト設定されます。
    5. 「保存」をクリックします。エンティティ・メンバーが追加され、「共有」というラベルが付けられます。
  6. ホーム・ページで「アプリケーション」「概要」の順に選択し、「リフレッシュ」をクリックしてデータベースをリフレッシュします。

    ヒント:

    ベスト・プラクティスとして、データベースをリフレッシュする前にデータベースをバックアップしておいてください。
  7. ホーム・ページでナビゲータ「ナビゲータ」アイコンをクリックし、「作成および管理」「フォーム」の順にクリックします。
  8. エンティティ名と関連通貨の表示を設定するには、フォームの「レイアウト」タブを選択して、次のステップを実行します。
    1. 「属性ディメンション」「列」の順に選択して、プライマリ・エンティティと、親/子関係にある共有エンティティを表示します。たとえば、[Primary Entity],[Shared Entity 1],[Shared Entity 2]のようになります。
    2. 「ディメンション・プロパティ」の下にある「修飾名の表示」で、表示オプションを選択します。
      • なし - 修飾名を表示しません。これはデフォルトです。
      • 必要時 - 共有エンティティ名についてのみ、修飾名を表示します。
      • 常時 - すべてのエンティティ・メンバーの修飾名を表示します。
    3. 「保存」をクリックします。
  9. 代替階層のデータを入力するには、次のステップを実行します。
    1. ホーム・ページで、「ライブラリ」を選択します。
    2. 「データの入力」画面で「フォーム」を選択し、フォームを開きます。

      フォームには、プライマリ・エンティティと共有の親エンティティ、および関連通貨が表示されます。通貨値には、親の通貨/共有メンバーの基本通貨が表示されます。例:

      • (CAD/CAD) - 親および共有メンバー・エンティティの両方の通貨がCAD (カナダ・ドル)に設定されています。

      • (USD/CAD) - 共有されている一部のエンティティで、親の通貨はUSD、共有エンティティの通貨はCADです。

    3. 「エンティティ通貨」に値を入力して「保存」をクリックします。

      共有エンティティの1つのインスタンスにデータを追加すると、その他すべてのインスタンスが自動的に更新されます。親エンティティについては、表示される値が適切な通貨に換算されます。

  10. 「保存」「閉じる」の順にクリックします。
  11. 「アクション」「連結」を選択して、親エンティティの連結を実行します。

    親エンティティは異なる通貨を使用して入力される可能性があるため、金額は通貨換算に応じて異なる場合があります。会社間消去も異なる場合があります。

  12. 「保存」「閉じる」の順にクリックします。
  13. ホーム・ページで「ライブラリ」「税金管理」「データ・ステータス」の順に選択します。
  14. 「計算ステータス」で、選択したエントリのステータスを確認します。