データ管理を使用したデータのインポート

データ管理を使用すると、外部ソース・システムのデータをOracle Financial Consolidation and Close Cloudと統合できます。ソース・システムのデータは、フラット・ファイルまたはMicrosoft Excelファイルにエクスポートされます。フラット・ファイルのそのデータをOracle Financial Consolidation and Close Cloudのディメンション構造にマップしてから、アプリケーションにインポートします。たとえば、期間マッピングを定義して、ソース・システムの期間名とキーをアプリケーションの期間と年にマップします。カテゴリ・マッピングでは、ソース・システムのデータ・カテゴリが、アプリケーションのデータ・カテゴリおよび頻度にマップされます。

注:

Tax Reportingで「データ交換」を使用してデータをインポートするときに、TRCS_Domicile_Input管轄メンバーを指定できます。TRCS_Domicile_Inputを使用すると、各エンティティに正しい国の管轄(法定住所)を指定しなくても、データをインポートできます。データのインポート後に、エンティティの法定住所属性構成に基づいて、各エンティティの国の管轄(国全体のレベル0の子孫)が自動的に識別されます。その後、データは適切な国の管轄にルーティングされます。

ただし、デフォルトの管轄メンバーにはいくつかの制限があります。制約事項を参照してください。

データ管理を使用して外部システムからデータをロードする前に、管理者は次の設定タスクを実行する必要があります。

  • インポート・フォーマットを定義して、ソース・データ・ファイルのレイアウトを定義します。データ・ソースの列やフィールドをOracle Financial Consolidation and Close Cloudのデータ構造に、どのようにマップするかを指定してください。

  • データ統合に関連付ける場所を作成します。それぞれの場所には、それぞれのデータ・ロード・マッピングとデータ・ロード・ルールがあります。

  • 各場所のデータ・ロード・マッピングを定義することにより、各ディメンションのソース・システム・メンバー名を対応するアプリケーションのメンバー名にマップします。

  • データ・ロード・ルールを作成することにより、選択したカテゴリおよび期間にロードするデータ・ファイルを指定します。データ・ロード・ルールを後から実行する場合は、「毎日」や「毎週」などのスケジュール・オプションを選択できます。

設定プロセスでは、データをデータのステージング表にインポートし、アプリケーションにロードする前に、設定とメンバー・マッピングが正しいことを検証できます。

データ管理マッピングを定義したら、そのマッピングとデータ・ロード・ルールを必要に応じて更新できます。たとえば、ある場所に新しい勘定科目やディメンション・メンバーが追加された場合や、メンバー名が変更された場合は、ソース・システムのメンバー名からアプリケーションのメンバー名へのマッピングを更新します。

サービス管理者またはパワー・ユーザーの役割があれば、「データ管理」からデータをロードできます。

データのインポート・プロセスが終了したら、データ・フォームを開いて、データが正常にロードされたことを検証します。データ・フォームのセルからドリル・スルーして、そのセルにロードされたソース・データを表示できます。

データ管理にアクセスするには:

  1. 「ナビゲータ」アイコン「ナビゲータ」アイコンをクリックし、「統合」の下の「データ管理」をクリックします。
  2. 「設定」タブをクリックし、データ統合の管理ガイドの手順に従います。

データ統合に関する詳細は、次のビデオを参照してください。

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