ハイブリッド最適化の一環としての更新の実行

変換プロセスは、次の変更で構成されます:

  • データ・ストレージプロパティが動的計算に設定されていないすべての親メンバーが、データ・ストレージプロパティ値動的計算に更新されます。これは、エンティティを除くすべてのディメンションに適用されます。ハイブリッド・モードでのベスト・プラクティスとして、すべての親メンバーのデータ・ストレージプロパティを動的計算に設定する必要があります。
  • データ・ストレージプロパティが動的計算で、メンバー式がないレベル0メンバーは、データ・ストレージプロパティ値保管に更新されます。これは、エンティティを除くすべてのディメンションに適用されます。
  • 特定の即時利用可能なディメンション・メンバーの解決順が設定されます。
  • 期間ディメンションと増減ディメンションの密度は「密」に設定されます。勘定科目ディメンションの密度は「疎」に設定されます。他のディメンションの密度は「疎」のままです。ディメンションのパフォーマンス順も更新されます
  • 次のEssbase設定は、アプリケーション構成でオンになっています:
    • IGNORECONSTANTS - データベース管理の「すべてのデータ」オプションを使用して、疎ディメンションの動的に計算されたメンバーをエクスポートできるようにします(すべてのデータ - データの抽出オプションを参照)。つまり、定数を含むメンバー式は、オペランドとして使用される交差のいずれかが欠落していない場合にのみ値を返します。

      Note:

      データベース管理統合への影響とメンバー式のベスト・プラクティスについては、アプリケーションをハイブリッド用に最適化した後の変換後の手順の実行を参照してください。
    • ASODYNAMICAGGINBSO - 問合せにハイブリッド集約モードを使用します。つまり、ブロック・ストレージ問合せは、可能なかぎり、集約ストレージ・データベースと同様の効率で実行されます。
  • 勘定科目が疎ディメンションになり、一般にブロック・サイズが小さくなり、ブロック内の疎性が低下するため、Essbaseデータベースのサイズが大幅に縮小される場合があります。
  • アプリケーションが正常に最適化された後、ジョブ・コンソールの「期間および増減を密にする」ジョブで概要ログを確認できます。