RTA自動化ルールの定義

申告額の未払処理調整(RTA)では、前年の引当金と提出した申告書の間の差異が計算されます。

「RTA自動化」画面を使用して、RTA調整をコピーするためのルールを定義します。RTA残高をコピーするために、ソースおよび宛先のシナリオ・メンバーとレポート標準メンバーを入力します。

注:

RTA自動化ルールを定義するには、管理者またはパワー・ユーザーのセキュリティ権限を持っている必要があります。

作業を開始する前に、調整を転記するため、次のタスクを実行する必要があります。

  • 申告年度のRTAフォームを完成する必要があります。
  • 申告年度のRTA期間を連結する必要があります。RTAの操作を参照してください。
  • 申告年度のRTA期間について、データ・ステータスが「OK」である必要があります。

RTA自動化ルールを定義するには:

  1. ホーム・ページで「アプリケーション」を選択し、「構成」をクリックします。
    RTA自動化
  2. 「RTA自動化」を選択します。
    「RTA自動化」画面で調整を入力します。
  3. オプション: 「編集」アイコンをクリックし、RTA自動化が構成されているPOVを変更して、「適用」をクリックします。
  4. 転記期間のドロップダウンで、管轄ごとに申告調整を転記する期間を選択します。
  5. 申告年度1、申告年度2および申告年度3のドロップダウンで、調整の控除元となる前の申告年度を選択します。たとえば、FY15およびFY15からFY17のP10に申告調整を転記できます。

    前の年度の申告調整は、同じターゲット引当年度に最大3つまで転記できます。

  6. 「保存」をクリックします。
  7. 「税引当(国)」から「データ・ステータス」を選択します。連結前は、転記期間および年のステータスは「影響」と表示されます。
  8. RTA自動化を変更したすべてのシナリオ、年、エンティティおよび期間を連結します。申告年度からRTA調整を控除するため、転記期間および年を連結する必要があります。
  9. 「税引当(国)」から「データ・ステータス」を選択します。連結後は、転記期間および年のステータスは「OK」と表示されます。
  10. 次のフォームのいずれかを確認して、RTA調整が(RTADO)申告額の未払処理調整(繰延のみ)列に正しく転記されたことを確認します。
    • 一時差異

    • 繰延税金

注:

RTAソース・シナリオの「期首残高オーバーライド」構成を設定した場合は(参照: Tax Reportingの操作予測および予算の作成シナリオに対する期首残高のオーバーライド)、構成に基づいてソースRTAシナリオが使用されます。