ライン・アイテムの詳細の使用について

セル値の計算方法にロジックを組み込むには、ライン・アイテムの詳細と呼ばれるアプリケーションの組込み計算機能を使用できます。

注:

ライン・アイテムの詳細はサポート詳細を置き換えるものであり、これらは機能的に同一です。詳細はセル・レベルで追加することも、同じ行内の複数のセルに追加することもできます。

ライン・アイテムの詳細を使用すると、セルの値を作成し、値の背後にある仮定を保存できます。たとえば、ボールペン、万年筆、マーカーなどのペンのライン・アイテムの詳細を追加します。これで、ペン・メンバーでは、すべてのペン・タイプの合計を表示できます。または、独自のロジックを使用して、次期四半期の出張費用の計画を立てるとします。この例では、出張費用の計画にライン・アイテムの詳細を使用する方法を示しています。詳細はグリッドの下に表示されます:

ライン・アイテムの詳細の例

ライン・アイテムの詳細を作成するには、行ヘッダーをクリックし、アド・ホック・ライン・アイテムの詳細アイコンをクリックします。ライン・アイテムの詳細グリッドの上部中央にある下矢印をクリックして縮小します。

ライン・アイテムの詳細について:

  • データの計算方法を定義するテキスト、数値および演算子を含めることができます。

  • セルの上にカーソルを置くと、ライン・アイテムの詳細があるかどうかを確認できます。

  • ライン・アイテムの詳細では、アド・ホック・グリッドへのメンバーの追加やその組織の変更は行われません。

  • ライン・アイテムの詳細を作成するセルへの書込み権限が必要です。

  • ライン・アイテムの詳細を保護するために、ライン・アイテムの詳細を含むセルの集約値は読取り専用です。

  • ライン・アイテムの詳細は、基本期間(レベル0メンバー)にのみ追加できます。四半期などのサマリー期間には、ライン・アイテムの詳細を追加できません。

  • 設定済の数値および精度フォーマットは、ライン・アイテムの詳細ウィンドウには反映されません。

  • 演算子のシーケンスは、複雑な計算で複数の演算子を処理するのに使用されるものと同じ論理に従います。ライン・アイテムの詳細の順序を参照してください。