承認ユニットは、承認プロセス中に複数のレベルを通過し、次のいずれかのステータスが割り当てられます。
表20-4 承認ユニット・ステータス
レベル | 説明 |
---|---|
未開始 | すべての承認ユニットの初期ステータス。
サービス管理者が「開始」アクションを使用して承認ユニットを開始し、承認プロセスを開始すると、ステータスは「レビュー中」に変更されます。 |
レビュー中 | 「上位へ移動」または「送信」アクションの後に発生し、ユーザーが承認ユニットを確認していることを示します。「レビュー中」ステータスの承認ユニットのデータを変更できるのは、現在の所有者またはサービス管理者のみです。 |
未サインオフ | 「拒否」が選択されたときに発生します。「未サインオフ」の承認ユニットを対象にデータを変更したり、アクションを実行したりできるのは、現在の所有者またはサービス管理者のみです。 |
承認済 |
「承認」が選択されたときに発生します。移動パスの最後のユーザー(承認ユニットの所有者)は、所有者または確認者であるかどうかにかかわらず、所有者になります。データを上位に移動する際、書込みアクセス権を持つエンティティ所有者のみがデータを変更でき、「承認」アクションを実行できます。他のユーザーはデータを変更できませんが、エンティティへの書込みまたは読取りアクセス権を持つ場合、データを表示でき、「承認」アクションを実行できます。 すべての承認ユニットが承認されると、承認プロセスは完了します。 |
ロック済 |
承認ユニットがロックされている場合、実行できるプロセス確認アクションはありません。承認ユニットを先に承認する必要があります。エンティティの計算ステータスは、「OK」、「データなし」または「システムの変更」である必要があります。計算ステータスが「影響」のエンティティをロックすることはできません。 前の期間データは、ロックされている必要があります。たとえば、2月の期間のエンティティをロックできるのは、1月のエンティティがロックされている場合のみです。また、2018年1月をロックしようとしたときに、期間が2017年に対して定義されていた場合、2018年1月をロックする前に、2017年のすべての期間をロックする必要があります。 |
ノート:
読取りアクセス権を持つユーザーは、「未開始」ステータス以外のすべてのレベルでデータ、承認ステータスおよび履歴を表示できます。
親の承認ユニットを使用すると、確認プロセスを上位レベルで管理できます。