増減ディメンション階層のカスタマイズ

増減ディメンション下に追加のユーザー定義メンバーを作成し、これらのメンバーに対して連結や換算を行えます。

開始時の期首残高の増減やCTA (通貨換算調整)の計算は提供されていません。

カスタマイズした増減ディメンション・メンバーを作成するには:

  1. ホーム・ページで「ナビゲータ」「ナビゲータ」アイコンを選択し、「作成および管理」「ディメンション」を選択します。
  2. 「ディメンション」「増減」を選択します。
    増減ディメンションのカスタマイズ
  3. 「FCCS_Movements」を展開し、「子の追加」「子の追加」アイコンをクリックします。
  4. 「子の追加」画面で、新しい増減メンバーの名前(たとえば、IncomeSegmentsTotal)を入力します。
    新しい増減メンバーの「子の追加」画面。
  5. 「子の追加」画面で、次の制限に基づき、新しいカスタム増減メンバーのフィールドに入力します。

    表5-2 増減メンバーのプロパティの制限

    プロパティ 基本メンバー 親メンバー コメント

    名前

    名前は次の文字で始まりません。

    • "TRCS_"
    • "FCCS_"
    • "PBCS_"

    名前は次の文字で始まりません。

    • "TRCS_"
    • "FCCS_"
    • "PBCS_"

    予約語:

    • "TRCS_"
    • "FCCS_"
    • "PBCS_"

    別名

    別名はディメンション・メンバー間で一意です

    別名はディメンション・メンバー間で一意です

    別名が一意でない場合、レポートまたはSmart Viewで別名を使用すると、エラーになります。

    データ・ストレージ

    保管

    次のいずれかを使用します

    • 保管
    • 共有しない

    動的計算を使用しません

    2パス計算

    選択解除

    選択解除

     

    プラン・タイプ

    連結

    連結

    他のプラン・タイプを選択解除します

    データ型

    未指定

    未指定

     
  6. 「保存」をクリックし、「データベースのリフレッシュ」 データベースのリフレッシュをクリックします
  7. ステップ4から6までを繰り返してすべてのメンバーを追加し、FCCS_Movementsの下の増減階層を完成させます。例:

    表5-3 増減階層の例

    FCCS_Movements 親エンティティ 子エンティティ
      IncomeSegmentsTotal - Income Segments - Total  
       
    • TBClosing (共有)
    • RecExp - Recovered Expenses
    • UnExp - Unusual Income and Expenses
    • ProfitBrands - Profit on Local Brands
    • ProfitRelParties - Profit from Related Parties
  8. 「勘定科目」をディメンションとして選択し、「FCCS_Income Statement」を展開して「子の追加」「子の追加」アイコンをクリックします。勘定科目階層に必要な子を追加します。
  9. ホーム・ページで「ナビゲータ」「ナビゲータ」アイコンを選択し、「作成および管理」「フォーム」を選択します。
  10. 作成したメンバーを使用してカスタム・フォームを作成し、連結します。
    1. 「フォーム」で、「追加」「追加」アイコンをクリックし、新規カスタム・レポートの名前を入力します。
    2. 「プロパティ」タブで、レポートの名前を入力します。
    3. 「レイアウト」タブで、レポートの「POV」「行」および「列」を選択します。
    4. 「ビジネス・ルール」タブで次のルールを追加します。
      • Consol - Rule - Consolidate
      • Consol - Rule - Translate
  11. 新しいレポートに対して「保存」をクリックします。
  12. ホーム・ページで「ライブラリ」をクリックし、新しいフォームを選択します。
  13. データを入力し、「保存」をクリックします。
  14. 「連結」をクリックします。親エンティティでデータを確認します。
  15. オプション: 異なる通貨を使用する場合、「換算」をクリックします。親エンティティでデータを確認します。