HIPAAアドオンを含むEloquaの使用

警告: データ・プライバシHIPAAカテゴリまたはePPIePHIラベルは削除しないでください。これらのコンポーネントは、保護データにアクセスする必要がある、組織内のすべてのユーザーに必要です。

コンタクトに対するマーケティング・セキュア・コンテンツ

この項では、データ・プライバシ通信HIPAA通信に登録しているコンタクトに、マーケティングEメール(ePPIePHIデータを含む)を送信する方法について説明します。

ePPIePHIデータを含むEメールは配信されないため、キャンペーンによって、コンタクトにそのセキュア・メッセージ・センターに待機中のメッセージがあることを通知する2番目のEメールが送信される必要があります。

  • ePPIePHI Eメール: これは、PPIPIIおよびPHIデータを含むEメールであり、送信されません。

    注意: このEメールは、データ・プライバシHIPAA Eメール・グループ(つまり「セキュア・チャネルの使用」が「True」「オプトインが必要です」が「True」のEメール・グループ)にリンクされる必要があります。

  • 通知Eメール: コンタクトに、そのセキュア・ポータルに使用可能なメッセージ(つまり、ePPIePHI Eメール)があることを通知します。

    注意: この通知Eメールは、正常に配信できるように、「セキュア・チャネルの使用」が「False」のEメール・グループにリンクされる必要があります。

  1. セグメント・メンバー(コンタクト・リスト): Eメールを受信するコンタクトのリストです。

  2. Eメール(セキュア・コンテンツ): セキュア・コンテンツを含むEメールです。これらのEメールは、EメールがコンタクトにEメールを介して直接配信されないように、データ・プライバシHIPAA Eメール・グループのメンバーである必要があります

  1. Eメール(通知 – メッセージ待機中): このEメールでは、コンタクトにそのセキュア・メッセージ・センターに待機中のメッセージがあることが通知されます。通常、このEメールには、ユーザーがログインしてセキュア・コンテンツを表示できるように、「ログイン」ページへのリンクが含まれています。

データ・プライバシHIPAAアドオンが有効化されたレポート

Oracle Eloquaでは、2通りの方法でレポートが提供され、オペレーショナル・レポートを直接使用する方法とクラシック・インサイトを使用する方法があります。

完全レポート権限の場合、ユーザーは、ePPIePHIデータへのアクセス権を付与するePPIセキュリティ・グループePHIセキュリティ・グループのメンバーである必要があります。

オペレーショナル・レポートの使用

注意: コンタクト・レベル・レポートを実行するには、ePPIセキュリティ・グループePHIセキュリティ・グループのメンバーである必要があります。キャンペーンからオペレーショナル・レポートを実行しようとしてデータが返されない場合は、アクティビティが発生していない(キャンペーンがまだアクティブ化されていない)ためか、またはePPIセキュリティ・グループePHIセキュリティ・グループのメンバーではないためのいずれかです。

キャンペーンに対するオペレーショナル・レポートを実行する手順は、次のとおりです。

  1. 「オーケストレーション」にナビゲートし、「キャンペーン」を選択します。
  2. 「最近アクセスした項目」または「お気に入り」のキャンペーンから選択するか、または左上の検索フィールドに名前を入力してキャンペーンを検索し、キャンペーンをオープンします。
  3. 「処理」 「処理」ボタンのイメージです > 「オペレーショナル・レポート」の順にクリックします。使用可能なオペレーショナル・レポートのリストがフライアウト・メニューに表示されます。
  4. 表示するオペレーショナル・レポートの名前をクリックします。

クラシック・インサイト・レポートの使用

アドオンが有効化されている場合、クラシック・インサイト・レポートは、コンタクトまたはアカウント情報を組み込まないようにフィルタされます。ユーザーは、Eメールをオープンした個人の数など、高レベルのレポートを引き続き表示できます。ただし、ユーザーがコンタクトまたはアカウント情報を含むレポートを表示しようとするとエラーが表示されます。

注意: データ・プライバシHIPAAのインストール前に、コンタクト・メトリックを含むカスタム・レポートを作成した場合は、すべてのデータ・プライバシHIPAAコンタクト・データがクラシック・インサイトで非表示であるため、レポートの実行は失敗します。

カスタム・レポートの作成時に、コンタクト情報を保護するために一部のフィルタが無効化されます。たとえば、FirstNameやLastNameなどのデータを含むカスタム・レポートは作成できません。

クラシック・インサイト内からデータ・プライバシHIPAAキャンペーンで実行できるレポートは、前の項で示したものと同じオペレーショナル・レポートのみです。ePPIセキュリティ・グループePHIセキュリティ・グループのメンバーであっても、任意のユーザー用のクラシック・インサイトには、コンタクト用のレポートまたはダッシュボードはありません。

パスワード制限の構成

アドオンが最初に有効化されたとき、データ・プライバシHIPAAセキュリティ・ドメインが有効化され、サイトレベルのアクセスに使用されます。

「設定」 黒い歯車で示される「設定」メニュー・アイコンのイメージです。 > 「ユーザー」 > 「ユーザー」 > 「セキュリティ・ドメイン設定」 > 「データ・プライバシHIPAA」にあるパスワード複雑度構成を使用して、パスワード制限を構成できます。

データ保護

ePPIePHIラベルを使用して、顧客データは、このセキュリティ権限が与えられていないユーザーから保護されます。このルールは、システム管理者を除くすべてのユーザーに適用されます。

ePPIePHI権限は、「設定」 > 「設定」 > 「ユーザー」 > 「ユーザー・セキュリティ」からユーザー・レベルで付与できます。

データ・プライバシHIPAAセキュリティ・グループ

Eloquaインスタンスの顧客管理者のロールの1つは、セキュリティ・グループを管理することです。セキュリティ・グループ・メンバーシップによって、データの作成、変更、表示など、ユーザーが実行できる処理が定義されます。

データ・プライバシHIPAAアドオンの場合、顧客管理者セキュリティ・グループのメンバーになると、アセットを作成できますが、コンタクトによってデータ・プライバシHIPAA Eメールからフォーム提出を通して安全に提出されたデータを表示する機能は、本質的に提供されません。そのePPIePHIデータを表示するには、ユーザーがePPIePHIと呼ばれる新規セキュリティ・グループのメンバーでもある必要があります。

EloquaユーザーをePPIセキュリティ・グループePHIセキュリティ・グループに追加する手順は、次のとおりです。

  1. 顧客管理者としてEloquaにログインします。

  2. 「設定」 黒い歯車で示される「設定」メニュー・アイコンのイメージです。 をクリックします。

  3. 「ユーザーおよびセキュリティ」セクションの「ユーザー」をクリックします。
  4. ePPIセキュリティ・グループePHIセキュリティ・グループに対する権限を割り当てるユーザーの名前の横にある下矢印をクリックします。

  5. 「ユーザー設定の編集」をクリックします。

  6. 右側のペインで、「セキュリティ・グループ」セクションまでスクロールします。左側の「すべてのセキュリティ・グループ」のリストから「ePPIePHI」を選択し、「>」矢印をクリックして、「選択したセキュリティ・グループ」列に移動します。

  7. 「保存」をクリックします。これで、ユーザーはePPIセキュリティ・グループePHIセキュリティ・グループのメンバーになり、コンタクトが提出したデータを表示およびレポートできます。

ePPIePHIアクセス権限がユーザーに割り当てられたことを確認する手順は、次のとおりです。

  1. アクセス権限を確認するユーザーとしてEloquaにログインします。

  2. 「オーディエンス」「コンタクト」の順にナビゲートします。

  3. 「検索」フィールドに、コンタクト・データベース内のコンタクトの名前を入力し、[Enter]を押します。

  4. コンタクトが存在していることがわかっている場合は、コンタクト・レコードが検索結果にリストされ、コンタクト・レコードをオープンできることを確認します。

  5. コンタクト・レコードが存在するが結果が返されない場合は、名前を誤入力したか、またはePPIセキュリティ・グループePHIセキュリティ・グループのメンバーシップではないことを意味します。ePPIセキュリティ・グループePHIセキュリティ・グループのメンバーシップが設定されていないためにコンタクト・リストに表示されていないコンタクトを追加しようとすると、Eメール・アドレスがすでに使用中であることを示すエラーが表示されます。ただし、顧客管理者によってePPIセキュリティ・グループePHIセキュリティ・グループに追加されていないかぎり、レコードをオープンして情報を表示することはできません。

データ・プライバシHIPAA Eメール・グループ

アドオンのインストール後、データ・プライバシ通信HIPAA通信と呼ばれる新規グループが自動的に作成されます。

EloquaのすべてのEメールがEメール・グループと関連付けられる必要があります。ただし、ePPIePHIデータが含まれているEメールは、データ・プライバシHIPAA Eメール・グループに関連付けられる必要があります。データ・プライバシHIPAA Eメール・グループ(例: データ・プライバシ通信HIPAA通信)は、他のEメール・グループと同様ですが、常に次の有効な属性が設定されています。

  • セキュア・チャネルの使用 = True

  • オプトインが必要です = True

関連項目

HIPAA

HIPAAアドオンの構成

Webデータ参照からのコンタクト・フィールドの制限