Oracle Eloqua非同期トラッキング・スクリプト
Oracle Eloqua非同期トラッキング・スクリプトを使用すると、訪問者のページ・ロード時間への影響なく、Webサイトの訪問者をシームレスにトラッキングできます。
Oracle Eloqua非同期トラッキング・スクリプトがデプロイされたWebサイトを訪問すると、Cookieはブラウザに置かれます。Cookieは、自分がこのドメインに戻ってきた場合に特定のブラウザとコンピュータの組合せに従ってWebサイト訪問者として識別されるために役立ちます。訪問者がWebサイトを閲覧すると、Oracle Eloquaによって、Cookieと訪問者のIPアドレスを使用して訪問者レコードが作成されます。
ファースト・パーティCookieとサード・パーティCookie
Oracle Eloquaでは、サード・パーティとファースト・パーティの2つのタイプのCookieベース・トラッキングをサポートしています。サード・パーティCookieとファースト・パーティCookieとの違いは、Cookieの所有者にあります。
サード・パーティCookieは、訪問しているドメインとは異なるドメインを持つCookieです。ファースト・パーティCookieは、訪問しているドメインと同じドメインを持つCookieです。たとえば、example.comを訪問し、ブラウザでeloqua.comのCookieを確認した場合、このCookieはexample.comドメインに属していないため、サード・パーティCookieです。
次のような理由でサード・パーティCookieの需要は低下しています。
- アンチスパイウェア・アプリケーションによってブロックされる
- ブラウザおよびデフォルト・プライバシ設定によってブロックされる
ファースト・パーティCookieは、それほど頻繁にはブロックされないため、使用する上でそれほど問題になることはありません。ファースト・パーティCookieによって、サイトに戻ったユーザーとして識別され、ブラウジング・エクスペリエンスのパーソナライズが支援されるため、これらのCookieを受け入れずにインターネットを閲覧することは困難です。ただし、ファースト・パーティCookieを使用して、組織が所有する複数のドメインにまたがる1人の訪問者のデジタル・ボディ・ランゲージをトラッキングすることはできません。
注意: ファースト・パーティCookieのサポートを有効にするには、My Oracle Supportにログインしてサービス・リクエストを作成してください。リクエストに含める情報の詳細は、このナレッジ・ベースの記事を参照してください。
トラッキング・スクリプトの実行
訪問者がページを離れる前にOracle Eloquaがページをトラッキングできる可能性を最大にするために、ドキュメント・オブジェクト・モデル(DOM)全体がロードされた後、すべてのブラウザ(IE8以前を除く)にすべてのコンテンツがロードされる前に、トラッキング・スクリプトが実行されます。DOMには、Webページでオブジェクトがどのように表示されるか、どのような属性を各オブジェクトに関連付けるか、およびオブジェクトや属性をどのように操作できるのかを指定します。DOMは標準ですが、様々なブラウザが異なるレベルのDOMおよびJavaScript標準をサポートしています。IE8以前の場合は、Oracle Eloquaサーバーへの要求が行われる前にページ全体がロードされている必要があります。IE8以前では、DOMが完全にロードされたことを示すイベントがサポートされていません。
ブラウザのサポート
トラッキング・スクリプトは、次のブラウザを含めた主要なすべてのブラウザでサポートおよびテストされています。
- Internet Explorer 6以降
- Firefox 1.5以降
- Opera 9以降
- Safari 3以降
- Chrome
スタート・ガイド
サード・パーティCookieを使用した基本的なページ・ビューのトラッキング
ファースト・パーティCookieを使用した基本的なページ・ビューのトラッキング
ファースト・パーティCookieを使用したセキュアなサイト・トラッキング
タスク
JavaScriptを使用した複数のOracle Eloquaインスタンスのトラッキング
JavaScriptを使用したカスタムURLおよび照会者のトラッキング