インサイトのサブジェクト領域
サブジェクト領域とは、相互に互換性がある属性やメトリックの集合です。これにより、物理データベースのビューが表され、論理的な関係を持つデータがグループ化されます。インサイトでは、サブジェクト領域を使用して、カスタム分析の作成に必要なデータを簡単に検索できます。
注意: インサイトのサブジェクト領域を使用して分析を作成するには、アナライザ・ロールが必要です。詳細は、インサイトのユーザーおよび権限を参照してください。
サブジェクト領域のリスト
分析またはフィルタを作成する際には、使用するサブジェクト領域を最初に選択します。サブジェクト領域には、その中に含まれている情報のタイプに対応する名前が使用されています。使用可能なサブジェクト領域は次のとおりです。
アカウント |
キャンペーン |
コンタクト |
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Eメール | フォーム | ランディング・ページおよびWebページ |
---|---|---|
商談 |
---|
サブジェクト領域の列のタイプ
データベース列と同様に、インサイトには列の概念があります。分析では、分析によって返される必要があるデータが列で示されます。サブジェクト領域と同様に、列名にはその列に含まれている情報のタイプ(キャンペーンやコンタクトなど)が反映されます。列をフィルタおよびプロンプトと組み合せて、分析に表示されるデータを決定します。
サブジェクト領域には次のタイプの列を含めることができます。
- 属性列: 属性はデータの特性です。たとえば、コンタクト・フィールドやキャンペーン・フィールドです。
- 階層列: 特定のレベルまたは親子関係に編成されたデータ値のグループ。このタイプの列はツリー形式の構造を使用して表示されます。階層を使用すると、データにドリルダウンして、より詳細な情報を確認できます。たとえば、会社詳細などが当てはまります。
- メトリック列: データ値の単純なリスト。なんらかの方法でメトリックを合計したり集計することができます。たとえば、送信合計や一意のフォーム提出などが当てはまります。
サブジェクト領域の使用に関するヒント
- 各サブジェクト領域で使用できる属性およびメトリックを理解するには、「インサイト・レポート・マトリックス」を使用してください。
- 通常は、単一のサブジェクト領域を使用して、必要な分析を作成できます。インサイトでは、単一のサブジェクト領域を使用する場合、すべての列が相互に互換性を保ち、論理的な関係を持ちます。一方、複数のサブジェクト領域を使用する場合は、作成される分析で非互換の列が結合される可能性があります。これにより、分析を実行するときにエラーが発生する可能性があります。新しいサブジェクト領域を要求したり、既存のサブジェクト領域についてフィードバックする場合は、My Oracle Supportにログインして、サービス・リクエストを作成してください。
- カスタム分析の作成を開始した直後は、意図に最も近い情報を提供するOracle Eloquaレポートをコピーします。ほとんどの場合、そのレポートで使用されるサブジェクト領域によって目的のデータが提供されます。詳細は、レポートのコピーを参照してください。
- コンタクトまたはアカウント・レコードにマップされたカスタム・オブジェクト・レコードのみがレポート対象になります。このマッピングのないカスタム・オブジェクト・レコードは分析結果から除外されます。
- いくつかのサブジェクト領域では、カスタム・オブジェクトについてのレポートを作成できます。コンタクトまたはアカウント・レコードとカスタム・オブジェクト・レコードの間には、1対多の関係があることに留意してください。この1対多の関係は分析に追加するメトリックに影響することがあります。たとえば、送信されたEメールの合計と顧客の購入履歴が含まれたカスタム分析について考えます。購入履歴は、コンタクトのEメール・アドレスを使用してコンタクト・レコードにリンクされたカスタム・オブジェクト・レコードに格納されます。コンタクトに送信された1通のEメールに対して複数の購入が発生した場合は、送信されたEメールの合計のメトリックは、コンタクトごとに1通のEメールではなく、購入ごとに1通のEメールが反映されます。