インサイト分析へのプロンプト・フィルタの追加
アナライザは、ユーザーがエージェントとともに配信される分析をカスタマイズできるように、分析にプロンプト・フィルタを追加できます。プロンプト・フィルタは、分析の列に適用できます。
プロンプトとフィルタについて
プロンプトとフィルタは連携して機能して分析のデータを決定します。
- エンド・ユーザーは、プロンプトを使用して、分析のデータを決定する値を指定できます。プロンプトは、分析の「プロンプト」タブを使用して追加されます。
- フィルタはエンド・ユーザーには表示されず、プロンプトの後に結果のデータをさらに制限するために適用されます。フィルタは、分析の「基準」タブを使用して追加されます。
分析がエージェントとともに配信される場合、ユーザーはプロンプトにアクセスして分析に含まれるデータをカスタマイズすることはできません。ユーザーは、プロンプト・フィルタのみを使用して分析のデータをカスタマイズできます。プロンプト・フィルタは、演算子が「プロンプトで使用」に設定されているフィルタです。
ヒント: 同じ分析でプロンプトとプロンプト・フィルタの両方を使用できます。これにより、インサイトから実行したときにユーザーに値の入力を求める分析の作成や、エージェントを使用したカスタマイズも可能になります。
プロンプト・フィルタの追加
フィルタは、分析の列に適用できます。次のステップは、インライン・フィルタの作成方法を示しています。インライン・フィルタは分析レベルで作成され、再利用できません。再利用できる名前付きフィルタを作成することもできます。詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionヘルプ・センターを参照してください。
プロンプト・フィルタを作成する手順は、次のとおりです。
- インサイトで、新規分析を作成するか、既存の分析をオープンします。
- 「基準」タブで、フィルタ処理する列が分析に追加されていることを確認します。
- 「フィルタ」領域で、「フィルタ」 をクリックします。
- フィルタ処理を有効にする列を指定します。
- 「演算子」ドロップダウン・リストから「プロンプトで使用」を選択します。
- 「OK」をクリックします。
- 分析を保存します。
プロンプト・フィルタを使用したエージェントのカスタマイズ
分析にプロンプト・フィルタを追加した後、エージェントに分析を追加するときに、列フィルタの値を指定できます。
プロンプト・フィルタを使用してエージェントをカスタマイズする手順は、次のとおりです。
- インサイトで、エージェントを作成するか、既存のエージェントをオープンします。
- 「配信コンテンツ」タブで、プロンプト・フィルタを使用した分析を選択します。
- 「カスタマイズ」をクリックします。
- カスタマイズするプロンプト・フィルタの横にある「編集」 をクリックします。
- 「パラメータ・フィルタの編集」ダイアログで、ドロップダウン・リストから演算子を選択し、値を指定します。
使用可能な演算子は、フィルタ処理する列のタイプによって異なります。
値を指定するときに、値を入力するか、「値リストの表示」 をクリックして1つ以上の特定の値を検索できます。
セッション変数またはリポジトリ変数を値として指定するには、「値」ラベルをクリックして「セッション変数」または「リポジトリ変数」を選択します。
各演算子の詳細は、「ヘルプ」 をクリックしてください。
- 「OK」をクリックしてフィルタ設定を保存します。
- 残りのエージェント設定を完了してエージェントを保存します。