インサイトのエージェントの作成
エージェントを使用すると、インサイトでのコンテンツの公開をスケジュールできます。エージェントは自動化を使用して、登録者に週次レポートを送信したり、レポートの結果に応じて個人に通知するなど、対象者への情報の配信をトリガーします。エージェントは、設定されたスケジュールに基づいてレポートを受信ボックスに直接送信するなどのタスクを実行できます。
エージェントを使用すると、次のものを選択できます。
- エージェントが実行されるスケジュール
- 配布するコンテンツ(レポートまたはカスタム分析)
- エージェントがコンテンツを配信するかどうかを決定する条件
- 条件を満たすかどうかによって自動的に実行されるアクション
前提作業:
- インサイトでは、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionで使用できるエージェント機能のうち、一部がサポートされていません。次の手順では、これらの、インサイトでサポートされない領域について注意してください。
- エージェントによって生成されたコンテンツは、Eメール受信者と共有できます。これらの受信者は、Oracle Eloquaユーザーである必要はありません。コンテンツの形式に応じて、Eメールに埋め込むことや、添付ファイルとして含めることができます。
ヒント: 結果をEメールで送信するようにインサイトのエージェントを構成した場合は、Eメール本文に自分の名前を含めることをお薦めします。
- エージェントは最大20万行のデータを配信します。エージェントを使用してエクスポートできるのは、ダッシュボードの1ページのみです。
- エージェントを使用してダッシュボードの1ページのみをエクスポートできます。プロンプト・フィルタを使用してダッシュボード・ページをカスタマイズすることはできず、ダッシュボード・プロンプトを使用することもできません。カスタマイズが必要な場合は、ダッシュボード上の基礎となるレポートをプロンプト・フィルタとともに使用します。
- エージェントの実行後にインサイト・ユーザーに通知できます。通知は、インサイトのホーム・ページおよびインサイトのメニュー・バーに表示されます。
- インサイト・ユーザーによるエージェントへの登録を許可できます。
- エージェントが所有者の資格情報として実行されるように設定されている場合、別のユーザーのエージェントを変更することはできません。たとえば、エージェントの権限が変更された場合でも、ユーザーはエージェントを変更または削除することはできません。
- エージェントを使用してピボット表を含むレポートをエクスポートする場合は、ファイル・タイプについて次の点に注意してください。
- CSVはサポートされており、RAWデータが表示されます
- Excel、HTMLおよびPDFはサポートされており、書式設定されたピボット表が返されます
- プレーン・テキストはサポートされていません
エージェントを作成する手順は、次のとおりです。
- インサイトで、「新規」 > 「エージェント」をクリックします。
エージェント・エディタが表示されます。
Tip: エディタの詳細は、「ヘルプ」 をクリックしてください。
-
「一般」タブで、エージェントが配信するコンテンツの優先度およびユーザーがエージェントの実行に使用する方法を指定します。エージェントの結果をEメールで送信する場合は、Eメールの優先度を「優先度」設定を使用して設定します。多くの場合、自分の資格証明を使用してエージェントを実行します。
注意: 「エージェント所有者の資格証明を使用」を使用した場合は、エージェント所有者のみがエージェントを変更できます。
- 「スケジュール」タブをクリックし、エージェントのスケジュールを指定します。エージェントの開始日時、スケジュールおよび終了日時を定義できます。
頻度を「なし」に設定して、スケジュールされていないエージェントを作成できます。これは、エージェント・チェーンの一部としてのみ実行するエージェント(つまり、他のエージェントを開始するエージェント)を作成する場合に便利です。
- 「条件」タブをクリックして、エージェントがコンテンツを配信するかどうかを決定する条件を指定します。詳細は、インサイトの条件の作成を参照してください。
注意: インサイトは、分析を使用する条件の作成をサポートしています。インサイトは、Oracle BI EEに組み込まれているキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)条件の使用をサポートしていません。
- 「配信コンテンツ」タブをクリックし、配信するコンテンツ(レポート、分析、ダッシュボード・ページなど)、コンテンツの形式および配信に関するその他の詳細を指定します。インサイトでは、配信される行数が20万行に制限されます。
- 分析でプロンプト・フィルタを使用する場合は、分析を選択した後にフィルタ値をカスタマイズできます。
注意: プロンプト・フィルタは、演算子が「プロンプトで使用」に設定されているフィルタです。レポート・フィルタ基準をカスタマイズするために使用できるのは、プロンプト・フィルタのみです。アナライザがプロンプト・フィルタを作成する方法の詳細を参照してください。
- コンテンツをEメール・メッセージの本文に埋め込む場合は、「結果を直接配信」オプションを選択します。直接配信できる形式は、HTML、プレーン・テキストまたはナレーティブ・テキストです。それ以外の場合、コンテンツは添付ファイルとして配信されます。
- エージェントで条件を使用する場合は、「条件がFALSEの場合」領域を使用すると、条件がfalseの場合にテキスト・メッセージを受信者に配信できます。
- 分析でプロンプト・フィルタを使用する場合は、分析を選択した後にフィルタ値をカスタマイズできます。
- 「受信者」タブをクリックし、コンテンツを配信する対象者、およびインサイト・ユーザーがエージェントに登録できるかどうかを指定します。
- 配信コンテンツをEメールで送信するには、 をクリックして受信者のEメール・アドレスをリストに追加します。
- インサイトのアナライザがエージェントをサブスクライブできるようにするには、「サブスクライブ用にエージェントを公開」チェック・ボックスを選択します。
- 「送信先」タブをクリックし、コンテンツが配信される場所を指定します。
選択する送信先は、受信者によって異なります。
- インサイト・ユーザーを受信者リストに追加した場合は、エージェントが実行された後に通知するために、「ホーム・ページとダッシュボード」チェック・ボックスを選択します。通知は、インサイトのホーム・ページおよびインサイトのメニュー・バーに表示されます。
- Eメール受信者を追加した場合は、「デバイス」チェック・ボックスを選択したままにします。現在、インサイトではデバイス・オプションがサポートされていませんが、分析をEメール受信者に配信するには、「デバイス」チェック・ボックスを選択する必要があります。
- 「アクション」タブをクリックし、エージェントが終了したときに実行する1つ以上のアクションを指定します。現在、インサイトでは、別のエージェントを起動するアクションのみがサポートされています。インサイトでは、外部システムの操作、機能またはプロセスを起動するアクションはサポートされていません。
-
「保存」 をクリックして、エージェントを保存します。
- エージェントをサブスクリプションに使用できる場合、または組織内の他のユーザーがエージェントを表示できるようにする場合は、エージェントを「会社共有」にあるフォルダに保存しますインサイトのフォルダの作成の詳細を参照してください。
-
他のユーザーがエージェントを表示できないようにする場合は、エージェントを「マイ・フォルダ」に保存します。これは自分のみが表示できる個人用フォルダであることに留意してください。