Microsoft Dynamics 365へのプロファイラの組込み
Microsoft Dynamics 365インスタンスにプロファイラを追加できます。
前提条件
- インストール済のプロファイラ・インスタンスと会社名およびそのログイン・プリフィクスを含む関連する資格証明
- Microsoft Dynamics 365インスタンスと、それをカスタマイズするために必要な権限
Microsoft Dynamics 365にプロファイラをインストールする手順は、次のとおりです。
- Microsoft Dynamics 365にログインし、「Settings」にナビゲートします。
- 「Customization」セクションで「Customizations」をクリックします。
- 「Customization」ページで「Customize the System」をクリックします。
- 「PowerApps」ページの「Components」で、「Entities」 > 「Contact」 > 「Forms」を選択します。
- 「New」をクリックした後、プロファイラを追加するフォーム(「Main Form」など)を選択します。
- 上部のメニューの「Insert」タブをクリックします。
- 「One Column Tab」を追加して新規タブを選択し、「IFRAME」をクリックしてそこにiframeを追加します。「Add an IFRAME」ウィンドウが表示されます。
- 次のiframe値を入力します。
- Name: IFRAME_Profiler
- URL: http://about:blank
- Label: Eloqua Profiler
- 「Security」セクションで、「Restrict cross-frame scripting」オプションの選択を解除します。
- (推奨)「Formatting」タブの「Row Layout」セクションで、行数を20に設定して高さを増やし、プロファイラに情報を表示するために十分な空間ができるようにします。
- 「Dependencies」タブで、「email」を依存フィールドとして追加します。
- 「OK」をクリックして「Add an IFRAME」ウィンドウをクローズします。
- 「Home」タブで、「Form Properties」をクリックします。「Form Properties」ウィンドウが表示されます。
- 「追加」をクリックします。「Handler Properties」ウィンドウが表示されます。
- 「Library」リストから「new_EPPOnLoad」を選択します。
- 「Function」ボックスにloadProfilerと入力し、「OK」をクリックします。
- 新しいiframeをダブルクリックします。「IFRAME Properties」ウィンドウが表示されます。
- 「Events」タブで、「Form Libraries」を展開し、「new_EPPOnLoad」をダブルクリックします。「Edit Content」ウィンドウが表示されます。
- ログイン・タイプに応じて、次のいずれかのコード・スニペットをコード・エディタにコピー・アンド・ペーストします。
- 直接ログイン
function loadProfiler() {
var newUrl = "https://login.eloqua.com/apps/salesTools/profiler?emailAddress=" + document.getElementById("{emailaddress1}").title;Xrm.Page.ui.controls.get("IFRAME_Profiler").setSrc(newUrl);
} - 自動ログイン
function loadProfiler() {
var newUrl = "https://login.eloqua.com/autoLogin?LoginPrefix={Login_Prefix}&Url=/apps/salesTools/profiler?emailAddress="+ document.getElementById("{emailaddress1}").title;Xrm.Page.ui.controls.get("IFRAME_Profiler").setSrc(newUrl);
} - SAML SSO
function loadProfiler() {
var newUrl = "https://login.eloqua.com/auth/saml2/autologin?LoginPrefix={Login_Prefix}&ReturnUrl=/apps/salesTools/profiler?emailAddress="+ document.getElementById("{emailaddress1}").title;Xrm.Page.ui.controls.get("IFRAME_Profiler").setSrc(newUrl);
}
{Login_Prefix}を4桁のEloquaログイン・プリフィクス・コードで置き換えます(ELQAなど)。かわりに、
SiteId={site_ID}
にEloquaサイトID (数値コード)を使用することもできます。ログイン・プリフィクスまたはサイトIDを検出するには、「設定」 > 「表示プリファレンス」 > 「会社のデフォルト」にナビゲートします。このパラメータを無視することもできます。その場合は、最初に見つかった、Eloquaに保存されている資格証明を使用してログインが試行されます。{emailaddress1}
は、ご使用のMicrosoft Dynamics 365インスタンスの値で置き換えます。たとえば、emailaddress1
、emailaddress1_d
またはemailaddress1_i
を使用できます。自分のMicrosoft Dynamics 365データで何が使用されているかを確認するには、ブラウザの開発者ツールを使用して既存のコンタクトのEメール・アドレスを検査します。たとえば、Google Chromeを使用して値を調べる手順は、次のとおりです。- 「Sales」 > 「Contacts」に移動して既存のコンタクトをクリックします。
- [Ctrl]を押しながら[Shift]と[I]を押して、開発者ツールをオープンします。
- 「Elements」タブで、[Ctrl]を押しながら[F]を押し、emailaddress1を検索します。
title="{emailAddress}"
の前にあるコンタクトのEメール・アドレス・フィールドに関連付けられた値が、含める必要がある値を示します。次の例では、必要な値はemailaddress1_dです。
例: 自動ログインを選択した場合、{LoginPrefix}はELQA、{emailaddress1}値はemailaddress1_d
で、コードは次のようになります。function loadProfiler(){
var newUrl = "https://login.eloqua.com/autoLogin?LoginPrefix=ELQA&Url=/apps/salesTools/profiler?emailAddress="+ document.getElementById("emailaddress1_d").title;Xrm.Page.ui.controls.get("IFRAME_Profiler").setSrc(newUrl);
} - 直接ログイン
- 「OK」をクリックしてテキスト・エディタをクローズします。
- 「Home」タブで「Save」をクリックし、「Publish」をクリックしてから「PowerApps」ウィンドウをクローズします。
- 「コンタクト」に移動し、Oracle Eloqua ProfilerとMicrosoft Dynamics 365の両方に存在することがわかっているコンタクトをオープンして、新しいEloqua Profiler iframeが動作していることをテストします。認証を求められた場合は、Eloquaの資格証明を入力します。Eメール・アドレスに基づく一致がある場合は、プロファイラのiframeにコンタクトの情報が表示されます。
重要: IFRAMEウィンドウが空白で表示された場合は、「Settings」 > 「Administration」 > 「System Settings」 > 「General」にナビゲートし、「Use legacy form rendering」の設定を「Yes」に変更します。これにより、Microsoft Dynamicsでプロファイラのiframeが正しくレンダリングされるようになります。