レプリケーション・サンドボックス

サンドボックスとは、機能またはデータをOracle Eloqua環境にデプロイする前に、元の実稼働システムに影響を与えずに機能をテストするために使用する環境です。Oracle Eloquaサンドボックスには、組織の実稼働インスタンスにサンドボックスをリンクする機能があります。この機能によって、実稼働インスタンスのデータおよび自動化に影響を与えずに、キャンペーンのテストやCRM統合の変更およびトレーニングなど、複数の目的をすべて果たすことができます。

注意: Oracle EloquaのEnterpriseトリムを使用している場合は、サンドボックスをリクエストする資格が自動的に付与されます。Oracle EloquaのBasicトリムまたはStandardトリムを使用している場合、これはアドオン機能です。レプリケーション・サンドボックスへのアクセスのリクエスト方法については、アカウント担当者に連絡してください。

サンドボックス・レプリケーションでは、Oracle Eloqua環境の構造(アセット、キャンペーン、エクスポート、最近アクセスしたアセットおよび統合を含む)が、実稼働からサンドボックスにレプリケートされます。すべてのプログラム、統合コールおよび自動同期がレプリケーションの一環として含まれています。コンタクト・レコード、アカウント・レコード、カスタム・オブジェクトおよび見込み客などのデータは、レプリケートされません。サンドボックス環境ではインサイトは使用できません。すべてのタイプの自動化、およびアクティブになるコンセプトがある項目(キャンペーンなど)は、自動的に無効になります。実稼働インスタンスからのすべてのユーザーは、既存の設定(たとえば、緊急通知の受信、セキュリティ・グループなど。)とともにレプリケートされますレプリケーションを開始するたびに、更新された実稼働環境のレプリカによってサンドボックスのすべてが上書きされます。

注意: 実稼働環境をサンドボックスにレプリケートすることはできますが、サンドボックスで行った変更を実稼働環境にレプリケートすることはできません。

重要: 実稼働環境のレプリケートは、Oracle Eloquaのリリース中には行うことができません。今後のリリース日は、リリース・センターを確認してください。

実稼働インスタンスは、複数のサンドボックスにリンクできます。実稼働インスタンスにリンクできるサンドボックスの数に制限はなく、リンクされたサンドボックスのレプリケーションは個別にトリガーできます。ただし、実稼働インスタンスとサンドボックスは同じPODに配置する必要があります。

平均的なレプリケーション時間は約4時間から8時間で、完了した時点でサンドボックス・インタフェースが表示されます。レプリケーションの完了に必要な時間は様々な要因に依存しますが、最も重要な要因はOracle Eloquaインスタンスのデータ量および現在のサーバー負荷です。Oracle Eloqua環境の規模が大きいほどレプリケーション時間は長くなります。

注意: レプリケーション・コンソールには、レプリケーションのステータスが表示されます。レプリケーション中にエラーが発生した場合は、My Oracle Support (MOS)を介してOracle Eloqua製品サポートにサービス・リクエスト(SR)を記録してください。

タスク

インスタンスのレプリケート