サービス・プロバイダとしてのOracle Eloquaの構成

Oracle EloquaでIDプロバイダを作成したら、Oracle Eloquaをサービス・プロバイダとして構成する必要があります。これにより、IDプロバイダでは、Oracle Eloquaが信頼できるサービス・プロバイダであり、Oracle Eloquaユーザーのログインに必要な情報を持っていることを認識できます。

サービス・プロバイダの設定プロセスは、IDプロバイダによって異なります。ご使用のIDプロバイダでサポートされている場合は、Oracle Eloquaのサービス・プロバイダのメタデータをダウンロードして構成に使用できます。そうでない場合は、必要な情報をOracle Eloquaから手動で収集する必要があります。

前提作業:

  • ご使用のIDプロバイダを調べて、新しいサービス・プロバイダの設定方法を理解します。構成を支援するためにOracle Eloqua SAMLメタデータ・ダウンロードを使用できるかどうかを確認してください。
  • Oracle Eloquaは常に承認要求に署名します。サービス・プロバイダにより開始されるログインをサポートするために、IDプロバイダにOracle Eloquaの証明書をアップロードする必要があります。この証明書は、Oracle EloquaのSAMLメタデータにも含まれています。
  • Oracle Eloquaのアサーション・コンシューマ・サービス(ACS)のURLは、https://login.eloqua.com/auth/saml2/acsです。
  • Oracle EloquaのエンティティIDは、IDプロバイダの構成中に生成されます。Oracle EloquaのサイトおよびIDプロバイダ構成は、それぞれ一意のサービス・プロバイダ・エンティティIDをhttps://login.eloqua.com/auth/saml2/idp2/<site_ID>/<unique_ID>という形式で持っています。ここで、<site_ID>は自分の組織を示し、<unique_ID>はOracle Eloquaによって生成される一意のIDです。

Oracle Eloquaのサービス・プロバイダ情報を収集する手順は、次のとおりです。

  1. 「設定」 黒い歯車で示される「設定」メニュー・アイコンのイメージです。 をクリックします。
  2. 「ユーザーおよびセキュリティ」領域で、「シングル・サインオン」をクリックします。
  3. 以前に作成したIDプロバイダをオープンします。
  4. オプションを選択します。
    タスクオプション

    Oracle EloquaのSAMLメタデータをダウンロードする場合

    1. ダウンロードのボタンのイメージです をクリックします。

    サービス・プロバイダの詳細を手動で提供する必要がある場合

    1. 「サービス・プロバイダ証明書」の横にあるリンクをクリックして、Oracle Eloquaの証明書をダウンロードします。
    2. 「サービス・プロバイダ」セクションで、次の情報を記録します。
      • サービス・プロバイダ・エンティティ: Oracle Eloquaを識別する一意のID。詳細は、前述の注意を参照してください。
      • ACS URL: アサーション・コンシューマ・サービス(ACS)のURL。
    3. シングル・ログアウトを有効にしている場合は、「サービス・プロバイダ・ログアウトURL」を記録します。

終了後: シングル・サインオンのテストに進みます。

関連項目

Oracle EloquaでのIDプロバイダの作成

SAML準拠のIDプロバイダを使用したSSO