Oracle EloquaでのIDプロバイダの作成

Oracle Eloquaでは、プロバイダのSAMLメタデータを使用してIDプロバイダを作成するか、または必要な情報を手動で提供できます。

注意: 次の情報は、SAML準拠のIDプロバイダを使用するシングル・サインオン実装のためのものです。Oracle Eloqua Identity Cloud Service for Salesforce.comを購入した場合、シングル・サインオンを有効にしてSalesforceと自動的にユーザーを同期するには、Salesforceを使用したSSOを参照してください。

前提作業:

Oracle Eloquaでシングル・サインオンを有効にするには、ご使用のIDプロバイダから情報を収集する必要があります。

  • IDプロバイダでサポートされている場合は、IDプロバイダのSAMLメタデータをダウンロードします。このメタデータは、シングル・サインオンを有効にするために必要なIDプロバイダについての関連情報が含まれるXMLファイルです。
  • SAMLメタデータをダウンロードできない場合は、IDプロバイダから次の情報を収集する必要があります。
    • ログイン用URL
    • エンティティID
    • アサーションURL
    • 認証証明書
  • SAMLアサーションに関する次の情報をIDプロバイダから収集します。この情報はSAMLメタデータには含まれていません。
    • ユーザーIDの場所: ユーザーを識別するSAMLアサーション内の場所
    • ユーザーIDのマッピング: ユーザーを識別するSAMLアサーション内の要素

Oracle EloquaでのすべてのIDプロバイダ設定の完全なリストは、IDプロバイダの設定を参照してください。

Oracle EloquaでIDプロバイダを構成する手順は、次のとおりです。

  1. 「設定」 黒い歯車で示される「設定」メニュー・アイコンのイメージです。 をクリックします。
  2. 「ユーザーおよびセキュリティ」領域で、「シングル・サインオン」をクリックします。
  3. オプションを選択します。
    タスクオプション
    IDプロバイダからSAMLメタデータをダウンロードした場合
    1. 「メタデータからのアップロード」をクリックします。
    2. IDプロバイダのわかりやすい名前を入力し、メタデータ・ファイルをアップロードします。
    3. ファイルのアップロード後、作成したIDプロバイダをオープンします。
    4. 「ユーザーID」セクションで、ユーザーID設定を入力します。これらの設定は、SAMLアサーションでのユーザーの識別方法を示します。設定の詳細は、IDプロバイダの設定を参照してください。
    5. 「オプション」セクションで、追加設定がある場合はそれらを入力します。設定の詳細は、IDプロバイダの設定を参照してください。
    IDプロバイダを手動で作成する必要がある場合
    1.  「作成」をクリックします。
    2. ウィンドウの最初のセクションで、IDプロバイダの設定を入力します。
    3. 「ユーザーID」セクションで、ユーザーID設定を入力します。これらの設定は、SAMLアサーションでのユーザーの識別方法を示します。設定の詳細は、IDプロバイダの設定を参照してください。
    4. 「オプション」セクションで、追加設定がある場合はそれらを入力します。設定の詳細は、IDプロバイダの設定を参照してください。
    5. 「保存」をクリックします。
  4. IDプロバイダを手動で作成した場合は、IDプロバイダが提供する証明書をアップロードします。これは、ご使用のIDプロバイダがSAMLアサーションに署名するために使用する証明書です。
    1. 「証明書の管理」をクリックします。
    2. 「アップロード」をクリックして証明書をアップロードします。
    3. 「使用」ドロップダウン・リストから、作成済のIDプロバイダを選択します。

終了後: サービス・プロバイダとしてのOracle Eloquaの構成に進みます。

関連項目

IDプロバイダの設定

SAML準拠のIDプロバイダを使用したSSO