バウンスしたEメール

メール・サーバーによって、バウンスの分類の仕方が大きく異なります。バウンスの原因となった理由は解決される可能性が低い問題です(「ドメインが無効」や「アドレスが不明」など)。これらはハード・バウンスと呼ばれます。Eメールのハード・バウンスが発生すると、Oracle Responsysでは、一致する(Eメール・アドレスに基づいて照合)すべてのプロファイル・レコードを更新し、アカウントのすべてのプロファイル表でEMAIL_DELIVERABILITY_STATUS_をUに設定します。受信者のRIID_レコードのEMAIL_DELIVERABILITY_STATUS_がU値の場合、受信者はEメール・キャンペーンのターゲットになりません。プロファイル・リストの標準フィールド(システム定義)の詳細を参照してください。

Eメール・アドレスが過去にハード・バウンスになった場合でも、そのEメール・アドレスを使用して新規レコードを作成したり、既存のレコードを更新できます。ただし、Oracle ResponsysでメッセージをEメール・アドレスに送信するとき、アドレスが同じ状態の場合はハード・バウンスが発生します。Oracle Responsysでは、Eメール・アドレス値のインポート時に古いバウンス・レコードを解析しません。

その他のバウンスの理由(「受信箱の容量がいっぱい」など)は、比較的短期間で解決できる問題です。これらはソフト・バウンスと呼ばれます。

メール・サーバーの中には、すでにソフト・バウンスを通知した同じアドレス宛のメッセージを送信者から受け取った場合、よい反応を示さないものがあります。場合によっては、その送信者から将来送られる全メッセージの受け取りを拒否することもあります。

そのようなメール・サーバーから締め出されないようにするために、ソフト・バウンスが数回記録されたアドレスの抑制を検討してください。

たとえば、一般的な受信者に1か月に3回連絡するのであれば、30日間に3回(または40日間に4回)バウンスしたアドレスの抑制を検討してください。そうすれば、そのアドレスのメール・サーバーに「スパマー」と分類されるのを回避できます。